【講義レポート】11/15(金)ファミリーホメオパスコース「マヤズム概論①」講師:由井学長

授業のテーマは「マヤズム概要」。ホメオパシー医学の奥義といえる部分です。

マヤズムとは元々は感染体を意味するものでしたが、先祖代々より症状が抑圧されることで、それは次の世代へと引き継がれ、今の病気のかかりやすさや傾向(遺伝マヤズム)として深い慢性の問題となっているものです。

これは現代医学と全く別の医学体系を持つホメオパシーの中でも最もホメオパシーらしいダイナミックな理論であり、難解な内容でもあります。

由井学長がハーネマンの原典を読み解き、マヤズム理論を深く解釈したものをベースとした由井学長の治療アプローチ「ZENホメオパシー」はホメオパシーだけでなく、インナーチャイルド癒し、またクライアントの霊性を上げることで真に治癒に導かれるものです。

また、これまで世界のホメオパシーで、踏襲されてきたマヤズムの概要を基礎にしながら、由井学長が世界のホメオパスに提案している、インナーチャイルドとマヤズムが融合した『新マヤズム論』を組み入れた形で授業が行われました。マヤズム論は難解な内容ですが、初心者にも理解できるよう、実際のケースや噛み砕いた言葉で由井学長から伝えられました。

授業の中では由井学長が担当全身麻痺のケースが紹介されました。

クライアントは7年前、交通事故に遭って以来、事故によって体の機能を失い、首から下が一切動かない状態になってしまった方です。由井会長の相談会を受け「この自由が効かない体を受け入れこの状態でも満足する心を養えるかどうか」という霊性的なサジェストと「あなたには苦難を乗り越えられる素晴らしい魂があるんだよ」という励ましの言葉には皆で涙しながら前を向く力が感じられました。

このクライアントさんは外国人なのですが、慣れない日本語ながら般若心経を唱え続けて行ったある日、7年間介助がなくては天井を見つめているしかなかったその体に大きな変化があったとのこと。自分で寝返りし、ぎこちなくだけれども上肢を起こせるようになったという考えられない事が起きたそうです。

ファミリーホメオパスコースの学生とはいえ、ホメオパシーの奥義『マヤズム原理』を知ることでホメオパシーの奥深さ、その魅力に触れ、とても大きな学びとなったように思われます。日々のセルフケアにも生かすことが出来る貴重な知識も学ぶ機会となりました。今回の授業はとても深い魂の講義、生かされているという理を持って生きることが大切なのだということを改めて私たちに教えてくださいました。

由井学長、学生の皆様、本日もどうもありがとうございました。

【講義の感想】
●由井先生と娘さんのお話を聞いて、自分がすごく荒れていた頃、母が、タバコとお酒を買ってきた事を思い出しました。自分で立ち直ってきたと思っていたけど、母がどんな思いで、タバコとお酒を買っていたかと思うと、涙があふれてきました。確かに、そんな母の姿を見た事が自分が考え直すきっかけになっていたと思いました。自分の娘に、ほこれる姿を見せていけるよう、インチャ癒しを続け、日々大切に生きていきたいと思います。由井先生、ありがとうございました。

●3つのマヤズムと結核、癌傾向の構成を知れてマヤズムに対する理解が少し広がりました。抑圧と解放というテーマをもって生命が生かされているようで、講義を聴きながら、先祖やDNAの記憶が、そうなんだよと語りかけてくるような気がして涙が出ました。コントロールして勝りたいとか、自分だけを愛してほしいという欲は大きくもあり、了見の狭い狭い、本当は取るに足らない小さな事なのかも知れません。そんなことに揺らされふり回されてきた中でも学んできたことはどれもムダではないのだと思うし、大切にしたいと思います。淋病、梅毒のケアを改めてしてみようと思います。腸内細菌のブドウ球菌化の話も興味深く、そのテーマであるインチャに注目することがどれ程大事かと思わされました。ケースも感動的でした。ありがとうございました。

●由井先生の授業では、ケース症例の映像なども見せて頂くのですが、由井先生の家族のお話だったり、レメディーなど物質の話ではなく、内側のお話(娘さんに対する想いなど)も、聞けてすごく心に刺さりました。物質で身体、心を豊かにする事も必要ですが、本当に大切なものはもっとそばにあると再認識しました。ありがとうございました。

●愛のある講義をありがとうございました。自身のことのみならず家庭のことまで全部さらけ出してお話される姿に涙が出ました。ケーステイクでも良くなっている状態をみて改めてホメオパシーの素晴らしさを感じました。ケースの女性の歌声のきれいなことや女性の変わっていく姿をみてとても感動しました。

●寅子先生ありがとうございました。先生自身のお話。最後のクライアントの方のDVD、良くなって行った様子を見ていたら涙が溢れました。母と私、私と息子の関係でも大変繋がることでもあるのでホメオパシー、インチャ癒しをして行きたいと思いました。マヤズムは奥深く面白いです。

●マヤズムの出来方を深く理解できた。DVDで見たケースと先生の娘さんのお話を聞いて涙が止まらなかった。つい最近自分が息子にしていたことと全く同じだった。自分を守る為に首から下をマヒにする大事故が起こる。魂が救われたいと思って起きた事故だったと聞いて、とても納得したし、ただただおどろいた。

●マヤズムとは何なのか‥?が良く分かる講義でした。誰もが持っている(それも沢山)ものなのですね。先祖代々受けつがれているものだとは思うのですが…初めから現在までの流れ、成り立ちが学べ今までより理解が深まりました。…が、1回補講したいと思います。生きることの意味をあらためて考えさせられる講義でした。今日もありがとうございました。

●今日再受講できて、より深く切り込む授業を受けられてうれしいです。ケースと娘さんのお話しが、涙が止まらなくて大変でした。自分がどれだけ、この世的な価値に染まっているか怖しいです。流されないよう日々進んでいきたいです。素晴らしいお話をありがとうございました。

●マヤズムを知るはずでしたが、「人生をかけて自分を愛する」ということなのですね。私は25歳の時に肺結核で入院しました。母方の祖母も母を産んですぐに肺結核で亡くなっています。授業を受けると淋病マヤズムもかなりあります。もちろん子供3人も結核マヤズム、淋病マヤズム共に強いと感じます。

●寅子先生の話、心に響きました。クライアント女性に語る言葉に深い愛、またご自身の子育ての話に私達への愛を感じました。心からありがとうございます。自分なりに、この素晴らしいZENホメオパシーを周りの人たちに伝えていこうと改めて思う講義でした。ありがとうございました。

●全ての人間の病気の根底には慢性マヤズムが存在するという認識でよろしいでしょうか?深さと広さを感じる講義で、時間を忘れていました。理解できたとは言えない状態ですが、「ホメオパシー的予防」を繰り返し読んで、落とし込んでゆきます。ありがとうございました。

●マヤズムの考え方はちょっと難しく、ストンとは落ちてこないのですが、傾向を意識して過ごしてみたいと思います。講義を聞きながら「あぁ、私のことだ」と感じました。

●全授業の中でいちばん難しいと思っていた「マヤズム」の回。前回よりは理解できたと思います。自分の中に少しだけ深く浸透してきた感覚です。