独自のメソッドを取り入れた経緯

ードイツ発祥のホメオパシーをさらに体系化し、独自のメソッド(ZENホメオパシー)を取り入れた経緯ー

日本生まれのZENホメオパシー

創設者 由井寅子

ホメオパシーによって潰瘍性大腸炎(指定難病)が治癒し、救われた私は、英国でホメオパシーを学び、ホメオパス(ホメオパシー療法家)として開業しました。
その後、日本にホメオパシーを普及するため帰国し、20年以上が経過しました。

ZENホメオパシーが誕生した背景には、今の日本人の状態があります。

英国と日本で、これまで多くのクライアントさんを診てきて私が感じた事は、日本人は英国人より治癒が難しく、簡単なケースや慢性病の初期症状であればホメオパシーだけでうまくいきますが、難病や進行した慢性病の患者さんが治癒しないケースが多い事を実感しました。また、病気が治癒しても、数年後には再発して、症状が悪化して戻ってくるケースが少なからずありました。

この原因を探求したところ、日本人は英国人と比べ、多くの人々が信仰心を失っており、道徳に縛られ、感情を抑圧し、自己否定が強く、 医原病(医療が原因の病気)・食原病(食事が原因の病気)・環境病(環境からくる病気)からの毒物(薬・農薬・化学物質)に曝され、魂・心・体がボロボロになっている事がわかりました。

また、ホメオパシーで治癒できない原因はそれだけではなく、現在、世界中で行われているホメオパシーの多くは、ハーネマンの教えをベースにしていないことがわかりました。そこで、ハーネマンが残した万葉ドイツ語で書かれた膨大な文献を翻訳する作業から始め、私の臨床を通して、ハーネマンが何を目的とし、何を言わんとしていたかが少しずつ分かってきました。

ハーネマンの教え

ホメオパシーだけでなく人を統合的に治す
「ハイルクンスト(真の治療家)」であれ!

ホメオパシーの創始者ハーネマンは、病気はホメオパシーだけではなく、 生き方・考え方(間違った信念)・生活様式・食事などの多角的方面からのアプローチがあって初めて治ると考えていました。ハーネマンは、『ホメオパシーだけで治療するホメオパスではなく、 人を統合的に治す「ハイルクンスト(真の治療家)」であれ!』と言っています。

重い心身の病気を治癒するには「信仰心」と「インナーチャイルド癒し」が必要

インナーチャイルドは、抑圧され未解決となっている感情(心の慢性病)のことです。

強い思いである感情(心の急性病)を抑圧すると、潜在意識に沈み、未解決な感情(心の慢性病)として、存在し続けることになります。

また、ハーネマンは「信仰心や哲学、自制心に欠け、心の苦しみと怒りのもとにいる患者にはホメオパシーが効かない」「思い込み(信念)によって自然治癒力が乱れて生じた極めて重い病気は、心に語りかける言葉のレメディーによって除去しなければ回復はできない」と伝えていると報告されています。

ここで言う「哲学」とは、ホメオパシー哲学、同種の法則、同種の原理です。

昔、体験した嫌な体験を抑圧したまま、今のあなたがいます。そして抑圧した感情を触発する、同じような苦しい事件が繰り返されます。運命は同種の法則に基づいており、あなたの中にインナーチャイルド(未解決な感情)があるという事を知らせるために同種の出来事が生じるのです。

また、「信仰心」とは、自分より偉大なものがいて、生かされている理を知り、謙虚に感謝をもって生きる心です。人は、神さま(大自然)に生かされ、先祖・仏さまに生かされ、世の人々に生かされています。ご神仏さま、ご先祖さま、世の人々、森羅万象に感謝できる心、それが信仰心であり、人が健康に生きる上でもっとも大切なものであります。

そもそも人間は体・心・魂の三位一体の存在であり、病気も、体・心・魂のそれぞれに存在します。体の病気だからといって体だけを治療しても駄目です。体が病気になったのは、心と魂の病気の結果であることが多いからです。

ZENホメオパシーとは、ハーネマンの教えをベースとし、体・心・魂を三位一体で治療するホメオパシーの三次元治療に、食の改善・インナーチャイルド癒し・信仰心の向上を取り入れ、統合的に体・心・魂を治療するアプローチです。