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メッセージ

由井学長から皆様へのメッセージをお伝えします。

治療家は人の命を扱う仕事であるがゆえに愛なくては行えない

自己治癒力を使い、自ら治るホメオパシー

私は自身の辛い潰瘍性大腸炎がホメオパシー治療によって治癒した体験があります。ホメオパシー治療の根幹であるレメディー(原物質を希釈(きしゃく)振盪(しんとう)して作られる)の刺激によって自己治癒力が触発され、急性症状(高熱と体の痛み)を出して潰瘍性大腸炎は治癒していったのです。この高熱と体の痛みは26歳の時のインフルエンザの急性症状で、薬で抑圧したために未解決となっていたものです。同時に当時抑圧していた怒りや悲しみの感情もどっと出てきて辛かったですが、怒って泣いてを繰り返すなかで心が軽くなったのを実感しました。体だけでなく心が生き生きとしてきたのです。この体験は私を大きく変えました。体の症状も心の症状(感情)も未解決なものは浮上しなければ、流して浄化することもできません。ホメオパシーは自己治癒力を刺激し、未解決な問題を浮上させ浄化し、自分本来の命を取り戻すための治療法であることを覚(さと)りました。

それから私は英国のホメオパシーの学校に五年間通い、認定ホメオパスとなりました。すぐに私一人では多くの患者さんに対応できなくなり、日本でホメオパシー療法の専門家(ホメオパス)を育てるためにCHhom の前身であるロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)を十三年間運営し、五〇〇名以上のホメオパスを輩出しました。そして2010年、ホメオパシーの限界を突破するために、ホメオパシーの原点(ハーネマンの原典)に立ち返り、それを土台として現代の難病にも適応できるZENホメオパシーを教えるためにCHhomを設立しました。

私が感じていたホメオパシーの限界とは、患者さんの病気が治っても再発して戻ってくること、難病の患者さんが治癒していかないということです。その中でわかったことは、現在、世界中で行われているホメオパシー(クラシカルホメオパシーもプラクティカルホメオパシーも)がハーネマンの教えをベースにしていないということ、そして病気治療には、霊性の教育やインナーチャイルド癒しの教育が必要不可欠であるということです。さらに、現代医学の病理学・生理学・解剖学にも力を入れる必要を感じました。

私は小さい頃に「頑張らない者はダメ」と親から常に教え込まれていたために、大人になってからその価値観で体がボロボロになるまで働き、体が辛い時も薬をとって頑張り、心が辛い時も弱音を吐かず頑張り、自分を大事にしてあげなかった結果、ついに潰瘍性大腸炎になったのです。私は潰瘍性大腸炎をホメオパシーで治していただいたことをきっかけに自分自身の生き方、考え方の間違いに気づき、心の問題の根源であるインナーチャイルド癒し(感情の解放と価値観の解放)に取り組みました。これまで母に愛されたい一心で優秀になろうと頑張ってきたインチャに気づき、他者に母を投影し、怒り、悲しみ、恐れていたことに気づき、母への未解決な感情を一つ一つ解放していく作業をしました。母に何度も殺されかけた私にとってこの作業は本当に辛く苦しいものでした。今も継続してやっている最中です。

感情というものは思い通りにならない状況で生じる強い願いであり、ストレスです。インナーチャイルドという慢性のストレスの存在が急性のストレスを作り出しています。ストレス時は交感神経優位になって筋肉が硬直し血の流れが悪くなります。エネルギー生産がミトコンドリア系から解糖系に移り、著しく非効率になり、その結果ミネラルを無駄に使い果たすことになります。このように、ストレスが体の病気を作り出しています。体の症状を薬で抑圧することで医原病が生じますが、感情を抑圧することで心の慢性病(インナーチャイルド)が形成され、心の病気が体の病気を作るという構図があるのです。

感情を生じさせる大元は価値観です。私は「女はダメだ」「頑張らない者はダメだ」「貧乏はダメだ」などの母の価値観を生き、自分を貶(おとし)める生き方をしていましたが、自分自身を生き抜くために、母の価値観を解放していく作業をしました。こちらも、一筋縄では行きませんでしたが、ダメな自分を認め、受け入れ、許し、愛することを繰り返しやっていくなかで、徐々に価値観を緩めることができました。

結局、感情が乱れる出来事、嫌な出来事、辛く苦しい出来事、それら出来事を辛く苦しいものにしているのは、自分自身の心(インナーチャイルド)であり、自分自身の心を映す鏡として感情が乱れる出来事が生じるのだということがわかりました。人生(運命)そのものがホメオパシー治療(同種療法)だったのです。辛く苦しい出来事は、ダメな自分を許すために必要な出来事であり、本当にありがたいものであると理解し、一つひとつ受け入れていくことをやっているうちに私の心に本当の平安が訪れたのです。この体験が、体と心と魂は繋がっていて、体の病気だけを治しても心の病気(インナーチャイルド)と魂の病気(この世的価値観)を癒さない限り、根本解決にはならないのだということを実感したのです。 確かにホメオパシーは感情の解放を推し進め、ときに価値観の解放をも推し進めますが、残念ながらどちらも一時的なものにならざるを得ません。なぜなら、大元のインナーチャイルドを見つけ意識的に繰り返し癒していかない限り、インナーチャイルドが癒されることはなく、インナーチャイルドが存在する以上、苦しみは付きまとうからです。しかし、インナーチャイルド癒しをするためのツールとしてホメオパシーを利用したならば、つまりホメオパシーを利用して意識的に感情の解放とこの世的価値観の解放を推し進めることができたら、確実にインナーチャイルド癒しを加速させることができます。

また、私たちが食べた物から私たちの体は創られます。ですから、食べ物が悪ければ、それが直接的に体を病気にしてしまいますので、幾らホメオパシーのレメディーをとっても健康になることはありません。体の健康作りの基本は、よい食事です。そしてそれは、自然な種と自然な土、農薬や化学肥料を使わない自然な農業でできた自然な作物からもたらされると信じています。よい食事をするという土台があった初めてレメディーの効果は上がるのです。現代人は予防接種や薬、農薬や化学肥料漬けの作物、遺伝子組換種や雄性不稔種から作られる不自然な作物、化学調味料、人工甘味料などの食品添加物など不自然なものが大量に体内に入り、またそれら食品のミネラル不足によって体の病気になっている人が多いのではないかと考えるようになりました。

このようにして「人間は体・心・魂の三位一体である」ということを念頭に、ホメオパシーを中心とし、インナーチャイルド癒しや食事療法、ハーブ療法など他の方法も取り入れ、体と心、そして魂の病気まで癒せるホメオパスを育てることを目指した学校を新たに作ることを決意しました。それがCHhom、ホメオパシー統合医療専門校です。

病気の一番の大元は自分自身を愛せないことです。患者は意識的、無意識的に自分をダメだと責めるインナーチャイルドがいるから病気になったのですから、治癒するためにはダメな自分を受け入れなければなりません。患者がダメな自分を受け入れられるようになるためには、治療家の無条件の愛が何よりも必要なのです。愛が治療家の土台です。その土台の上にホメオパシーもあるのです。ホメオパスを目指す皆様には、愛の力を増やしてほしいと願っております。感情が乱れる毎に、なぜ腹が立つのか、なぜ悲しく死にたくなるのかを自分に問いかけるのです。原因は外にはありません。怒って泣いている自分に声をかけ、慰め、そしてその価値観は正しいのかを考え、そしてダメな自分でも許すことで、私たちは愛ある人間になれるのです。そして人生を幸せに生きられるようになります。それらの体験こそが治療家として患者さんに寄り添うことができる素質となります。ですから、CHhomではホメオパシーだけでなく、自分を愛し、人を愛し、自然を愛せるようになるための教育を情熱と愛をもって行っております。

また、魂の健康を取り戻すために不自然な価値観(この世的価値観)の解放が重要であることはすでに述べた通りですが、自然な価値観(霊的価値観)、何を信じるかという部分で、宗教ではなく、信仰心は大切だと思っています。信仰心は自分より偉大な存在(神や仏)がいることを信じ、生かされている理を知り、謙虚に感謝をもって生きる源だと思います。自然の偉大さ、太陽の偉大さを感じられないとしたら、それは私たち自身がもっている大切なものを見失ってしまっているということです。私は私たちの中に偉大な存在と同じ、高邁な理想をもった魂が宿っていると信じています。それが証拠に花を見て美しいと思い、大自然に畏怖し、太陽に感謝するのです。それはそこに自分自身の本質を見ているということなのです。自分本来の命を生きる上で信仰心はとても大切であると考えています。

ホメオパス自身のインナーチャイルドを癒し、この世的価値観を解放し、生き方、考え方を正し、信仰心を高め、ひいては霊性を高め、魂・心・体を一体として統合的に治癒に導いてゆくことのできる大きな器のホメオパスになられることを心から願っております。

由井学長メッセージ ホメオパシーは科学であり、医学であり、そして人生そのものである。