2011年6月26日(日)

動物コース
「動物に行われる予防接種とその害(医原病)」
講師:由井学長

講義の様子の写真

本日の動物コースは由井学長が長年研究を行っている予防接種が取り上げられました。
授業内容は多岐にわたり、難解な部分もありましたが、学生達は真剣な表情で、熱心に耳をかたむけ、忙しくペンを走らせる様子が印象的でした。

まず授業では、予防接種とはなにかを知る事から始まりました。免疫学を学んだほか、予防接種の歴史、ハーネマンが行ったホメオパシー的予防の臨床結果や、その歴史、予防理論などアカデミックな内容が展開されました。

また、現代医学とホメオパシーを比較する事で、「抗体」や「免疫」に対する考え方の違いなど、掘り下げられた授業が行われました。

実践編では、動物感染症の症状を見極め、マテリアメディカプーラや慢性病論、TBRから緊急時等のレメディーを特定する方法を学び、動物ホメオパスになる為に必要な実際的な内容が数多く含まれておりました。

授業の締めくくりとして、由井学長の実際のケースが映像で紹介され、動物に対するアプローチがいかに病理生理を深く理解したうえでなされているかを感じました。
また、動物に向けられたオーナーの感情が病気を複雑にするケースがある事を学びました。
オーナーの生い立ちを理解し、心をほぐし、癒していく過程で、動物も癒えていくという繋がりは、非常にホリスティックなアプローチであり、ホメオパシーの素晴らしさを感じさせるものでした。

動物コースの皆様、お疲れ様でした。
由井学長、本日も素晴らしい授業をありがとうございました。