4日目の様子(ロバート・ボッシュ財団のホメオパシーミュージアムを訪問)

CHhomスクーリング4日目。
本日はドイツから2番目の訪問国ルーマニアへの移動日になります。
そして明日は、ルーマニア西部の都市ヤシ(IASI)で今回2ケ国目のZENホメオパシー学術発表をとらこ先生が行います。ルーマニアのジェモレメディー(植物蕾療法)とホメオパシーなど自然療法の方々の集まりでの発表となります。
ドイツのシンポジウムを振り返って


とらこ先生からは、2日間のシンポジウムを振り返って、同じ日本人の間でも、理解の難しい癒しにおける魂や霊性といった分野での治癒について、心から、相互理解と交流ができたというのは大変嬉しく、大成功のもと、2日間ノシンポジウムが終わった点、これを支えてくれた参加者、スタッフの皆さんへのお礼の言葉がありました。
加えて、今回の発表が成功できたのも、ドイツの大自然や土地の宿る神々たちが応援してくれたおかげであり、とらこ先生自身、こういった発表をする際にはその土地の神様に挨拶して終わった後にも御礼をしていることなどホテルにも、ぐっすり休ませてもらった御礼を伝えるのだそうで、こういったお陰をもってものごとがうまくいっているので、参加者の皆さんにも紹介し、感謝と信仰心をもつ大切さを伝えられました。
また、ロジーナさんが、ホメオパシーとともに、とらこ先生が自然農の取り組みを行っている点をドイツでも紹介していることからでしょうか。急きょ参加者のリクエストで自然型農業の取り組みについても発表が追加された件につき、ドイツの貴族で農業を行っている夫婦から、豊受自然農の農場にも訪問したいと、大会後ロジーナさんのお宅に招待された際に、そんな話も出たことなどのエピソードも紹介されました。
ロバート・ボッシュ財団薬事歴史博物館(IGM)を訪問


BOSCHと聞くとご存知の方も多いかもしれませんが、車の部品の磁気発火装置や洗濯機などの家電、電動工具などでも有名なドイツを代表する企業です。そのBOSCHの創業者ロバート・ボッシュ氏は、生前、アロパシー(現代医学)のクスリは全く飲まなかったとインタビューで語ったり、ホメオパシーの病院を自ら建設するほどのホメオパシー好きだったことで知られています。
また、ロバート・ボッシュ氏自身がハーネマンやホメオパシー関連のコレクション収集家でもありました。ボッシュ氏の死後、ハーネマンやホメオパシーの膨大なコレクションについては、ロバート・ボッシュ財団が、ロバート・ボッシュ財団薬事歴史博物館を1980年に設立され、今日までのホメオパシー医学を含めた医学の歴史のリサーチ、またホメオパシー医学の研究などでジャーナルの発行なども行なっています。


ここに集められたハーネマンのコレクションは希少なものが多く、ホメオパシーを研究する人にとっては世界的に重要な機関であると言えます。何万冊に及ぶホメオパシー関連の書籍やジャーナル、特に5000通以上のハーネマンのクライアントからの手紙やハーネマンの直筆のオーガノンや未発刊のハーネマンのレパトリー、ボーニンハウゼンの直筆のケースジャーナルなどの資料からハーネマンのホームキットなどのグッズまで充実、ホメオパシー医学に関わるものとしては、大変貴重な資料を皆で拝見させていただきました。




ハーネマンの使った砂糖玉キットでは、砂糖玉はポピーシード位の大きさ、レメディーの瓶もマイクロキットぐらいの大きさで ハーネマンも持ち運びの機能性を重視していたのだと感じました。









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メラニーがハーネマンにあてた
自筆のラブレター
ハーネマンが生前 娘たちに綴らせていたレパートリー(未刊行)やボーニンハンセンの診療記録、ハーネマンとクライアントとのやりとり、当時は通信でお問い合わせに対し、ハーネマンが その手紙にコメントを加える通信相談の形で、コンサルテーションがなされていたようで、これら当時の状況を伝える貴重な資料をいくつも拝見させていただきました。







また財団の方から、ドイツを各地を転々として、最後パリに移りハーネマンの足跡、また欧州で大流行した感染症コレラに対して、当時の現代西洋医学と比べ、ホメオパシー医学での対処が圧倒的に有効だったため、欧州各地、そして世界へとホメオパシーが飛躍的に普及していった歴史などについてもレクチャーを受けました。
海外CHhоmスクーリングでのロバート・ボッシュのハーネマンミュージアムを訪問するのは2008年のRAH時代、2012年のCHhomスクーリングに続き3度目となります。財団の方からは、由井会長をはじめ日本でホメオパシーに関わる皆さんに繰り返し訪問いただくことは大変光栄であるとも話され、フランスやインドなどで開催された同博物館のハーネマン関連の展示物の海外展示会が将来日本で実現するとよいですねなどとの発言もありました。
また参加者全員にはお土産として、同財団が出版している「LMポーテンシー その始まりから現代まで」「北部、中央、東部ヨーロッパの知られていないホメオパシーの普及史」の2冊がプレゼントされました。世界のホメオパシーの歴史解説書に日本のZENホメオパシーの取り組みが加わる日も近いかもしれませんね。








また一行は、ロバート・ボッシュ博士の暮らした建物と、ボッシュ博士が親しんだ庭園も訪問しました。技術者でもあり、デザインにもこだわり、それでいて質素な生活を信条としてホメオパシーを愛した博士の心に触れる時間ともなりました。











- 1日目の様子(とらこ先生、ドイツ到着)
- 1日目の様子(ドイツ到着)
- 2日目の様子(世界遺産 マウルブロン修道院)
- 2日目の様子(昼食)
- 2日目の様子(SPIRIT NATURE HEALING シンポジウム)
- 2日目の様子(ドイツシンポジウム 1日目 - 由井会長発表)
- 2日目の様子(ドイツシンポジウム 1日目 - 参加者の感想)
- 3日目の様子(ドイツシンポジウム 2日目 - ロジーナさん発表)
- 3日目の様子(ドイツシンポジウム 2日目 - 由井会長発表)
- 3日目の様子(ドイツシンポジウム 2日目 - 昼食~午後の講演~閉会)
- 3日目の様子(ドイツシンポジウム 2日目 - 参加者の感想)
- 3日目の様子(シンポジウム終了後、ロジーナさん宅で祝賀会)
- 4日目の様子(ロバート・ボッシュ財団のホメオパシーミュージアムを訪問)
- 4日目の様子(ルーマニアへ移動)
- 5日目の様子(ルーマニア・ジェモセラピー(植物幹細胞療法)とホメオパシー協会のカンファレンス)
- 5日目の様子(ルーマニアカンファレンス - 由井会長発表)
- 5日目の様子(ルーマニアカンファレンス - 昼食~午後の発表)
- 5日目の様子(ルーマニアカンファレンス - 参加者の感想)
- 5日目の様子(ヤシ市内を散策)
- 5日目の様子(カンファレンス終了後、ルーマニアの皆さんに招かれてのお食事会)
- 6日目の様子(ヤシ⇒シビウへ移動)
- 6日目の様子(ハーネマンミュージアム訪問)
- 6日目の様子(シビウでの交流会、ミュージアム訪問の感想)
- 7日目の様子(ルーマニアからオランダへ移動)
- 7日目の様子(オランダ到着、ドキュメンタリー映画取材)
- 8日目の様子(オランダカンファレンス1日目 - 午前)
- 8日目の様子(オランダカンファレンス1日目 - 午後)
- 9日目の様子(オランダカンファレンス2日目 - 由井会長発表)
- 9日目の様子(オランダカンファレンス - 参加者の感想)
- 9日目の様子(オランダからイギリスへ移動)
- 10日目の様子(HMAカンファレンス)
- 10日目の様子(HMAカンファレンス - 由井会長発表)
- 10日目の様子(HMAカンファレンス - 参加者の感想)
- 10日目の様子(打ち上げパーティ)
- 最終日の様子(ROYAL LONDON HOMOEOPATHIC HOSPITAL訪問)
- 最終日の様子(帰国)