4/3(日)「とらこ先生と盛岡の皆様のふれあう会」「放射線汚染対策と心のケア」が行われました

イベントの様子

ふれあう会
現在、岩手県は3千5百人がお亡くなりになり、4千5百人以上が行方不明になっていると報告されております。

緊急講演会につき告知期間が1週間もなく、数人程度のご来場者を予想しておりましたが、口コミで広がった情報をもとに、会場には老いも若きも、男性も女性も沢山の方々にお集りになっておりました。席が足りず、臨時の椅子席をご用意しての開催となりました。

とらこ先生が会場に到着すると、とらこ先生に駆け寄り感謝の気持ちから涙を流す学生・ホメオパス達の姿が印象的でした。講演会開始直前に三陸海岸沿いの被災地を訪れたとらこ先生は、被災地で見、感じた事を報告すると共に、現地でお亡くなりになった方々、全てを失った方々に思いを寄せ、声を震わせながら書いた詩を読みあげる事から始まりました。

あまりにも強いショックを受けると、人は感情も何もかも麻痺してしまい、涙も出ない、現実認識すら出来なくなってしまう。とらこ先生から伝えられるメッセージに、来場の方々の肩が徐々に下がり、緊張がほぐれていっているように感じました。

講演会「放射線汚染対策と心のケア」
放射性物質に汚染された土壌や肉体をどのうように浄化すればいいのかについて、広島・長崎やチェルノブイリで学んだ人類の知恵や、ホメオパシー的な対処などが紹介されました。また、震災で体験した恐怖や不安がトラウマ(PTSD)として心身に影響を与えないよう、症状別に必要なセルフケアのレメディーがレクチャ-されました。参加者達は大きくうなずきながら身を乗り出し、ペンを走らせておりました。自然から離れ、神から離れ、未曾有の原子力災害を引き起こした我々が、今気づかねばならないヒントが凝縮された講演会に会場から大きな拍手が湧き上がりました。それまで寡黙に押し黙っていた岩手の方々ですが、沢山のご質問があがりました。

RAH11期生卒業式
震災の為、先日東京で行われた卒業式に参加できなかった盛岡在住の4年生1人の卒業式が全員の見守る中行われました。とらこ先生は渾身の力で学生を抱きしめ、激動の4年間を頑張りぬいた事への労いの言葉がかけられました。学生は目頭を熱くしながら、諦めていた卒業式をわざわざ岩手まで来て行ってくれた、とらこ先生の取計らいに感謝の気持ちが伝えられました。感動を共有する会場からは大きな祝福の拍手が送られ、岩手の方々の気持ちの温かさが伝わってまいりました。

こうして3日間に渡る東北救援ツアーは大きな反響を残しフィニッシュしました。天から与えられた大きな試練を受け止め、まず被害を受けた方々から気づいていく。寡黙で忍耐強い東北の方々だからこそ、この試練を必ず乗り越えていく力強さを皆さん一人一人が持っておられると思います。急な開催だったにも関わらず、お集りいただいた岩手の皆さま。本当にありがとうございました。岩手に蒔かれたホメオパシーの種が傷を負った大地と人々の心を癒しやがて、花をつけ実を結び多くの方々の幸せのお役に立てますよう、そして、自己治癒力を触発するホメオパシーが子孫に受け継がれ、自然な体と自分を信じる強い心が取り戻せますように、日本ホメオパシー医学協会会員一同心より願っております。

東北3県の参加者全員へ、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)から支援物資としてレメディー・レメディー辞典乾燥野菜・無添加手作り味噌、ひまわりの種・洞爺の水などが無償配布されました。

*物資提供協力:ホメオパシージャパン(株)、ホメオパシー出版(株)、ホメオパシー研究所(株)

また、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)主導により、ホメオパシーを学ぶ学生やホメオパスによりミニミニ相談会が行われ、震災で傷ついた沢山の方々の心のケアが行われました。

4/3午前中の仙台から盛岡へ向けて出発~岩手県庁を訪問までの様子はこちら

4/1福島での講演会の様子はこちら
4/2仙台での講演会の様子はこちら