桜花の候、いかがお過ごしでしょうか。
早速ですが、今回は、『生まれてずっと実家から出られない』
『緘黙(かんもく)の症状が青年期まで続き、他の人のように人生を送る事ができなかったと思う。父親を病院に送り届けたことだし、いよいよ自分も自立して生きていきたいと漠然と思う。睡眠が不安定なので、しっかり眠れるようになりたい。』という主訴をもたれる男性のケースを紹介させて頂きます。

とらこ先生の相談会は約2年程前から始まりました。
初回相談会では、言葉が直ぐに出てこないご様子で、とらこ先生の質問にも、ぽつりぽつりと答える感じでした。
それが今では、ご自分の思われる事を流暢に話されるようになっていました!
小学校入学以来、人前で話せなくなり、青年期までずっと続いていたというのですから、凄まじくすごい進歩です!!
人は変わる事が出来るのですね。
これもご自身を救うために、とらこ先生からの指導に素直に従ってこられた成果だと思います。
そして、とらこ先生の導師様から教えて頂いたご自身のカルマ(前世で見回りの仕事中、危険を察しつつ「異常なし」と報告し、その後の土石流で50人が亡くなった。自分の判断ミスが原因だと強く後悔し、自責の念から「人と関わる資格がない」と思い込み、深い罪悪感とカルマを抱えている)についても解消する様、果敢に立ち向かってこられたから。
とらこ先生も大変褒められていました。
相談会前に提出頂いた報告書には、『心が乱れた時は、インチャに気づいて癒すという癖がついてきました。とらこ先生の出てる講演会は毎回観てます。 毎回、寅子先生自身のインチャ癒しのプロセスを見せてもらって、自分の癒しにも繋げていけてると良いなと思っています。』と書かれていました。
また、身体症状として、『咳』『手の中指の付け根の皮膚荒れ』『股の部分の荒れ』 を患われていらっしゃいましたが、これも霊的お知らせであったようです。
【霊的見解】
導師様から頂いた霊的見解によると。。。
『中指の荒れと股の荒れは、人は差別してはいけない、世の中に差別があってはいけない、人を比較して駄目な方を悪く扱ったり、いじめてはいけない、そんな感じの差別を許せない低霊性意識が原因。
あごのガクガクは、低霊格の感情。恐れ90% 悲しみ10%。どこで作られたのか?今世の3歳から3歳半の頃、親に見捨てられたという状況あったみたい。探しても親がどこにもいない。見捨てられたと感じたみたい。恐ろしくて声がでない。』との事でした。
これを聞いたクライアント様は、ご自身がその年齢の頃を振り返り、ある出来事を思い出し、こう仰いました。
『潮干狩りに行った時、お母さんが妹を抱っこして、立ち去ってしまった。
自分が置いて行かれたと思った。
その時のビデオを観ると、ショックで声が出ていなかった。。。』
とらこ先生:
その子を救いに行くんだよ。
お母さんが振り向いてくれて‘ごめん、ごめん。忘れてた’って君に手を差し出す事をイメージするんだよ。
君は、それ以来、10何年言葉を発しなかったね。
成人して、会社に行っても、不当な扱いを受けても、黙って聞いていたね。
それが、低霊性意識を昇華するお唱えを続けて行く内に、自分自身が出て来て、自分を主張する事が出来るようになったね。
会社での人間関係はどう変化しましたか?
クライアント様:
どういう風に振舞えば良いか分からなくなってきました。
自分が、人の為にやった方が良いと思う事、やって当然でしょ?と思う事を会社の人がやらなかったりする。
それが、会社の人には気に食わなかったりする様です。。。
それで、どうしようかな?と思うのですが、しれっと自分の気が済むところまでやっておこうかな、、、と。
とらこ先生:
それをする時、言う時、怒りがのっかっているかどうかを自分に聞くんだよ。
怒りがのっかっていると、人は注意されたように感じて反発してしまう。
その人を愛しているか?っていうこと。
クライアント様:
う~ん。取りあえず怒りが湧いてくるけれど。。。
とらこ先生:
怒った時に言っても駄目。
落ち着いて、向こうが受け入れられる感じでやれば、うまくいくと思うよ。
とらこ先生の言葉を聞き、クライアント様は、『この先いきつくところは愛だと思ます。』と仰っていました。
また、お正月に起こった出来事についてもお話しされていました。その内容を簡単にまとめさせて頂くと、
『正月に兄弟が帰省し、新しく現行モデルのSUVに買い替えていました。
兄弟は企業勤めで収入も多く、自分には手が届かない買い物。車好きな自分としては悔しさもありましたが、今は「これが自分の現実」と受け入れられるようになってきました。
以前なら自暴自棄になり酒に逃げていましたが、今回はそうならず、他人を羨む気持ちも少しずつ落ち着いてきました。完璧に癒せたわけではないが、少しずつ自分を大切にしながら前に進んでいきたいと思っています。』との事でした。
とらこ先生は、
『この世的に見たら、物質的なものを得た兄弟の方が良く見えるかもしれないけれど、それを見せられても羨む気持ちが落ち着く程、君の心は豊かになった。霊性的にはどっちが幸せか?
どっちかというと、魂が喜ぶ事をすると良いね。人の役に立つ事、それを魂がやりたいのだよ。
霊性の高いものが低いものに歩み寄っていくんだよ。
長い間、損してきたという気持ちも分かるけど、君の苦しみに無駄でなかった。その苦しみがあったから、私の所に来た。
それだけ苦しんだ人が救われなくて誰が救われる?
いかなるものも受け入れる許容量を増やし、利他、感謝を増やそう。』と仰り、以下の霊性高い水と祈りのレメディーを選びました。
★二見興玉神社の祈りのレメディー(Futam-S.)
清く正しく人は生きるべきだ。がちがちに固い人。間違ったこと、世の中の理不尽さ、犯罪、格差社会、差別、そういう正しくないことが絶対に許せない、というような人の意識が緩む。
けしからんという意識が減って、頭ごなしに否定する考え方がなくなっていく。穏やかな愛ある人になっていく。※二見興玉神社にはカエルがいるが、正しいところに帰る。
★熱田神宮・一之御前神社(Atsut-ichi-S.)
自分は大事にされない、受け入れてもらえない、どうせ裏切られる、最後には見捨てられるというような自分は愛されない、自分は愛される価値がないという意識が緩んで人を信用できるようになっていく。
★石上神宮出雲武雄神社の祈り(Isonok-izum-S.)
自分は多くの人から賞賛され、尊敬され、大事にされ、必要とされ、認めてもらえ、好かれ、気に入ってもらえ、特別に扱ってくれるはず、という意識が緩む。
そして、随時には、『サポートφ見捨て』です。これにクライアント様に必要なレメディーも加えられていました。
クライアント様には、もう一つお悩みがあります。
『父親に精神的な問題があり入院させて以降、会っていない。長年、家族内で「厄介者」とされ、自分も嫌悪していたが、今振り返ると入院させたことや無視し続けたことに対する罪悪感がゼロではない。その影響か、最近は夢の中で父を擁護する場面が増えている。当時、自分が矢面に立たされたことへの憤りもある。今後、自分の気持ちとどう向き合うべきか悩んでおり、父が存命のうちに面会すべきか迷っている。』
それに対する神様からの答えは、
『面会して本当によかったを満足度100とし、面会しなきゃよかったを満足度0とした場合、満足度40。
ただし、霊性の成長という観点から見たとき、面会すると80。
辛くなるかもしれないが、会った方がよい。 』というものでした。
とらこ先生:
『お父さんの所に行く事。修行している身としては、行くんだよ。何を言われても耐えるんだ。
君は、全体的にはGraphite(グラファイト)。磨けばダイヤモンドになる。磨いていないから黒い。
同じカーボンなのに、黒くて脆い。ダイヤは硬く輝いている。
グラファイトはダイヤになれる。君が自分を信じていないだけ。カーボンのテーマは父親だよ。』と、クライアント様にピッタリの同種のレメディーを見つけ出しました。
このクライアント様は、『焦げた臭い』というグラファイトのみがもつ異臭をがあるそうです。
また、高速道路で運転していて、後ろにピッタリくっついて来られるとどうするか?という質問に『横によけます』と答えるクライアント様へ、
『追いかけられると上手く行かないから消えてなくなりたい』という特徴を持つSepia(シピア)も選ばれていました。
クライアント様を三位一体で癒すZENホメオパシー。素晴らしいですね。
とらこ先生:
『All or nothing。0か100。白か黒。これじゃ駄目。50で良い、グレーで良いんだよ。中途半端を許すんだ。
君は、スターでなくてドベだったから、その気持ちは分かるよ。
でもスターになったら、斜陽となる時がくる。
霊性の世界はひたすら上がっていくだけ。どれだけ神に近づけるか?だから終わりがない。
地道に、1ミリ1ミリ削るようにやっていかないとうまく行かない。
敢えて自分の苦手な事をするんだよ。だから、敢えてお父さんの所に行ってごらん。』
とらこ先生から温かく力強い言葉のレメディーで励まされ、クライアント様は、更に輝きを増しておられました。
『人は変わる事ができる』。。。クライアント様、この言葉を体現し、私達に示して頂き、ありがとうございます!
とらこ先生、いつも乍ら、多くの悩み苦しむ方々へ全力のお力添えを頂き、ありがとうございます!
とらこ先生の相談会をご希望される方は、是非、日本ホメオパシーセンター東京本部までご連絡下さい。
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