10/25(月) 英国スクーリング3日目 スミス先生の講義

英国スクーリング3日目 「ホメオパシーにおけるメンタルヘルス~摂食障害について~」

講師:スティーブ・スミス氏

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午後はロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル見学が行われました。 20101025_uk_Smith.jpg

ホスピタル見学の様子については⇒こちら

英国スクーリング中日を迎えた本日も晴天に恵まれ、美しい陽ざしと澄んだ空気に包まれながら教室へ。本日は、心理学を専攻され、精神医学界でのキャリアを持ち、国際的にもベストセラーとなった『メディカル・ホメオパシー』を執筆されたスティーブ・スミス先生の講義が行われました。

今回のテーマは「ホメオパシーにおけるメンタルヘルス~摂食障害について~」。近年ますます増加傾向にあり、男性にも見られるようになっている拒食・過食の問題について学びました。 一般的な治療では改善が難しく、たとえ一度乗り越えても再発することの多い摂食障害。その原因となる精神的な要素をいかにオープンに話していただけるかが鍵となります。クライアントさんの言葉や服装、行動などから質問や間合いを考慮する示唆に富んだケーステイクの実際とレメディーの選択について紹介していただきました。

スミス先生ならではのユーモア溢れる楽しい講義となりました。

<由井学長コメント>

CHhom英国スクーリング3日目はスティーヴ・スミス氏。学生達は、到着した日から勉強です。それでも、やっと時差ボケもとれ、英国本場の講師陣の授業を一生懸命学んでいました。スミス氏は、摂食障害のケースとそのレメディー。簡潔ながら、どのケースもとても的を得ていて素晴らしかったです。また、彼のケースでの洞察力ときめ細かい会話は、心温かい人だからこそできる技術だと思いました。

特に、Chinaのケースでは、体液だけでなく、夫も赤ちゃんも全てをなくした人に合い、なくした事に対して自分を責め、その上、人も責めてしまう時に、このレメディーが合うのだというスミス氏の言葉にハッとしました。よく知られているレメディーながら、それを使い、その人達がどのように摂食障害を乗り越えたのかを聞くことは有意義な時間となりました。摂食障害の人々が自分を責める時に症状が発症し、自分を受け入れる事ができる時に治っていくことが多い中、ホメオパスは彼らの心をどう理解し、開いていくかが課題になっていくと思うのです。

【ホスピタル見学】

午後は、ロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル(RLHH)見学に行きました。

例年通り、今年もDr Saraが担当してくださり、とても元気はつらつとした先生からRLHHの歴史、ホメオパシーが効くという証明と分析、多くのメディアのバッシングに対し て、このような証明と分析を出せるという事を教えてもらいました。また、2010年最近になって名称を変えた理由などを聞きました。

日本のメディアのアタックに対しては「英国は、常にこのようなことがあったが、ホメオパシーは国民健康保険(NHS)から外れることはなかったし、英国では、未だ3か所でホメオパシーの病院が残っていて、英国女王は、ホメオパシーを使っており、ホメオパシーを庇護してくれています。治していくことが、ホメオパシーが効く事の証になるから、日本も英国も、ホメオパシーで治癒させる事を頑張らねばなりませんね。」と温かいエールを頂 き、ホメオパシーを通して、友情が更に深まっていきました。

英国に160年以上、色々な弾圧があったにも関わらず、存在し続けたホメオパシーの病院の底力は、Saraさんのようなチャーミングで強い意 志を持つホメオパスによって維持されていき、また、世界のホメオパスに勇気と力を与える大きな存在だと思うのです。

なかなか見学が難しい中、いつもながら、CHhomやRAHの100名近い学生を受け入れて頂き、ありがとうございました。

<3日目ダイジェスト映像>

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