2010年7月18日(日)

リウマチに対するホメオパシーでの対処

講師:エワルト・ストットラー氏

全国各地での梅雨明けが発表された今日、快晴の下、ストットラー先生二日目の講義が行われました。テーマは「リウマチに対するホメオパシーでの対処」。今日はリウマチに焦点をあて、病理やホメオパシーにおける治療法、そして結核マヤズムとの関連など、一つのテーマから様々な示唆へと踏み込む、ホメオパシー研究家・ストットラー先生ならではの、深く掘り下げられた解説が展開されました。

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ホメオパシー治療の原則として、講義の中で一貫して強調されたのが、「患者が訴える症状-今、発症している症状は、あくまでも病気のプロセスであり、ホメオパスは、この症状の緩和を行うだけではなく、病気の根本にあるマヤズム治療を行うのだ」ということ。「目に見える症状に対して、現代医学が様々な病名をつけるが問題はその表層部分ではない。なぜなら、その下の根底にある原因を究明・治療しなければ、再発してしまうのだから-」それこそがホメオパシー治療であり、そしてマヤズムや根本体質の治療がホメオパスに求められる事なのです。

その根本治療のためのツールとして、対応するノゾーズ・レメディーやミネラル・レメディーを紹介していただきました。結核マヤズム中の、その他のマヤズム-淋病・梅毒・疥癬に関して、どれが多く含有されるかによって異なる、結核のレメディーの様々なバリエーション。それぞれのマテリアメディカと、それらを効果的に使用して、不妊やリウマチなどの重症患者を次々と治癒に導いたストットラー先生のケースも盛り込んだ、とても実践的な内容が繰り広げられました。学生たちだけではなく、ホメオパスたちにとっても、受講必須の講義と言えるでしょう。

→7/18(日)ストットラー氏インタビューの様子