11/15号環境農業新聞に掲載されました。-日本古来の自然な農業が日本を救う!-

日本古来の自然な農業が日本を救う!

イ(インタビューアー):本日は日本豊受自然農の代表、また、ドイツ発祥の自然療法ホメオパシーでは世界的な療法家でもある由井寅子さんにお話を伺いたいと思います。まず、本格的に農業を始めようとおもったきっかけは?

由井:ロックフェラーやロスチャイルド、英国王室など多くのセレブがホメオパシーを利用していますが、同時にオーガニックを食べています。というのも、彼らは健康の根本が食にあることを知っているからですね。私も患者を通して、ホメオパシーで治癒したとしても、食を正しく変えなければ再発する確率が高くなることがわかりました。病気が治癒しない大きな原因として、慢性的なミネラル・ビタミンなどの栄養不足や農薬の害があったのです。そしてそれは突き詰めると、種と土の問題、すなわち農業の問題であり、そこをなんとかしなければならないと思ったのです。

イ:「土壌菌と腸内細菌は同じだった」と提唱されていますが。

由井:はい。よい作物を作ろうと思ったら土をよくしなければなりません。よい土とは土壌菌がたくさんいる生命力に溢れた土です。農薬・化学肥料は土壌菌を殺し、また家畜の堆肥に含まれる抗生物質や除草剤のグリホサートも土壌菌を殺してしまいます。土壌菌の少ない死んだ土で作られた作物は栄養が乏しく、そのような作物を食べていると病気になってしまいます。
一方、体を健康にしようと思ったら腸をよくしなければなりません。よい腸は有用腸内細菌がたくさんいる生命力に溢れた腸です。免疫の7割は腸にあります。しかし、抗生物質、さまざまな食品添加物、人工甘味料、グリホサートを含む食品などが腸内細菌を殺してしまいます。腸内細菌が減少すると、それらが作り出しているさまざまな栄養、生理活性物質の減少を引き起こし、病気になります。
このように土と腸、土壌菌と腸内細菌の働きは似ていますが、実際、腸内細菌の多くは土壌菌由来であることがわかってきました。そこで日本各地の手つかずの腐葉土を集め土壌菌を培養し(『豊受御古菌』といいます)、田畑にまくことで土壌菌を整え、土を活性化させることができ、農薬を使わなくても病害虫に強い健康な作物を育てることができます。
一方、『豊受御古菌』を使って発酵飲料、発酵食品を作り、それらをとることで腸内細菌を整え、腸を活性化させ人を健康に導けることがわかりました。農業、食、健康をつなぐ新しい形の六次産業化に挑戦しています。これらの商品は、『豊受オーガニクスショップ』や『豊受モール』にて購入することができます。

イ:自然農の魅力を教えていただけますか。

由井:神社に伝わる神事の多くが農業に関することですが、田畑はもともと神聖な場所であり、ここが命の源なのです。その神聖な場所で働けること、人々の健康を願い作物を作れること、無心になって草取りできること、その全てがありがたいのです。生かされていることを感じ、大自然、土壌菌への感謝が溢れてきます。本当に地面にひれ伏したくなるのです。これが信仰心であり、魂の豊かさであると考えています。この豊かさが、魂を養い、日本国を支えていたと思うのです。
一方で、作物の成長を我が子のように見守る自愛の心が育ってきます。これが優しさであり、心の豊かさだと思います。私は農業を通して心と魂を豊かにしていただき、本当に幸せになることができました。昔ながらの自然な農業が栄えていくことに日本の希望があると思っています。『信仰心を目覚めさせ幸せに生きる!<2>』の新刊がホメオパシー出版から出ていますので、読んでいただけると幸いです。

イ:心の問題にも力を入れているようですが。

由井:はい。インナーチャイルド(インチャ)のことですね。インチャとは、小さい頃に我慢した、未解決な感情のことで、これがあるために、現在の出来事に投影し、怒り、悲しみ、恐れるのです。これがあらゆる問題の根本にあると考えています。感情とは思い通りにならないストレスであり、その感情を我慢することは、ストレスが持続することを意味します。ストレスは腸内細菌のバランスを崩し、免疫を低下させ、万病の元となります。
実は『豊受御古菌』をとると心がとても穏やかになるのです。腸内細菌はインチャと密接に関係していますが、腸内細菌を健全にすることがインチャ癒しに繋がるのではないかと研究しているところです。

イ:最後に今年重きを置いて取り組まれていることは?

由井:思い残すことのないよう、メディアが伝えない大切なことを、伝えていこうと思っています。『コロナを超えて、タブーを超えての10回シリーズの講演』を6月から行っていて、気象兵器、食の陰謀、ザビエル以降歴史の真実、ゲノム編集、医療殺戮、香害&5Gなど6回の講演を行い、7回目は新型コロナ問題、今年を振り返る講演を12月にオンライン配信する予定です(過去の配信も視聴可能です)。こちらも参加していただけるとありがたいです。ありがとうございました。