
4月に入り、2025年の桜(ソメイヨシノ)も各地で満開を迎えているようですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、『筋ジストロフィー 肢帯型2A』を主訴にもたれるミドルエイジ女性のケースを紹介させて頂きます。
他にも、低体温、低血圧、ホットフラッシュ、イライラ、左足捻挫ぐせ、足首安定せず、鼻炎 ・左ふとももに皮膚炎などの症状も患われています。
筋ジストロフィーは、難病に指定されており、骨格筋の壊死と再生を特徴とする遺伝性筋疾患の総称です。筋肉の機能に必要なタンパク質を作る遺伝子の変異が原因で、筋肉が壊れやすくなり、筋萎縮や脂肪化・線維化が進行し、筋力や運動機能が低下します。
肢帯型筋ジストロフィーは、骨盤または肩のいずれかの筋肉に筋力低下を引き起こします。これらの遺伝性疾患は、幼児期に発症することが多いものの、成人期になるまで症状が現れないこともあります。まれに、重篤な筋力低下を引き起こします。
この方の場合、20代後半で、筋ジストロフィーと診断されました。
小学生の時は、普通に走れていたけれど、マラソンの授業で疲労骨折をした事があるそうです。
また、左足首を何度か捻挫をしていて、足首が安定しないで歩きづらい状態にあります。
病気が進行し、車いす生活になってしまわないか大変心配されています。
他に気にされている皮膚炎は、5~6年前から始まりました。
不思議な皮膚炎で、丸い円で、円の部分は赤く炎症気味で、円の中はカサカサしているような症状。痒みは殆ど無いそうです。
昨年秋に初めてとらこ先生の相談会を受けられ、今回は3回目です。
どの様な変化が起こったでしょう?
左太ももの皮膚炎は、大きく改善……前回相談時は、殆ど気にならない程度の症状にまでなったが、現在は綺麗な肌へと完治されたそうです!
また、鼻炎も改善……気がついたら、以前より症状が軽くなっていたそうです。
しかし、筋ジストロフィーに関しては、あまり芳しくないようなご報告をされていました。
クライアント様が相談会室に入室されると、とらこ先生は、先ず筋ジストロフィーの状態を観察。
杖をついて歩く事ができる。腕は、肩の高さくらいまでは上げられる事ができる。肩掛けショルダーバッグも自分で着用する事ができる。
症状的には、前回とあまり変化が無いようです。
太ももの皮膚炎が綺麗に完治したものの、肛門のあたりに痒みが出るそうです。
それを聞いて、とらこ先生は、この様に仰いました。
『悲しみ。それが強ければ強い程、痒みが出るんだよ。』
えーっ、痒みは、悲しみと繋がっているとは!?
クライアント様は、体が自由に動かない為、ご主人様に色々とやって欲しい事をお願いされるそうです。
ご主人様も、それが続くと、たまにキレてしまうそうで、その反応で、クライアント様は、もう死んでしまいたいと思うほど落ち込んでしまう時があると仰っていました。
とらこ先生:
『自分を責める。免疫が下がると疥癬マヤズムが立ち上がる。
すると、私達の内にあるカビが動き出す。だから痒みが出る。
夫が切れても、それを流せるようになると良いね。
申し訳ない気持ちになるのはよく分かるよ。
でも誰かに助けて貰わないと出来ないのだから。。。
そう言う時は、自分に向かって、‘○○ちゃん、死にたくなるよね。筋ジスがなければ、自分でできるのにね。
でもこういう状況なのだから仕方ないよね。こういう私でも私を愛するよ。’と共感して労わってあげるんだよ。
夫に辛く当たられても、乱れる事なく、‘色々とやってくれて、ありがとう。色々と頼んじゃってゴメンね’って言えると良いね。』
クライアント様は、とらこ先生のこの言葉を聞き、『それが素直に言えると良いですね。』と深く頷かれていました。
とらこ先生の導師様から頂いたお唱えについて、体力的にしんどくて3日に1回位しかできない、と自分を責めていらっしゃるクライアント様。
『例えば、病気の無い人が、身体を動かすのに30%のエネルギーを使うとしたら、君の場合は、90%のエネルギーが必要と言う事。
一寸でも体を動かすには、人の3倍いるのだから仕方が無いのだよ。
全体が重い。カルマもあるし、負荷がかけられている。3倍かかるのに、それを毎日やろうとしたら勇気がいるよ。
私も、股関節が悪いから峯入りに時間がかかる。だから、君の気持が良く解るのだよ。
君は全身だから尚更大変だと思う。でも諦めずにやり続ける事が大事ですよ。』
とらこ先生から思いやりある言葉をかけられ、クライアント様はとても励まされていたご様子でした。
【霊的見解】
そして、今回頂いた導師様からの霊的見解は、
『彼女の重石になっている意識は評価されたい、褒められたいという意識。
不自由な状況は、過去世のカルマの解消が全体の40%、来世の霊性向上のためが60%
今から徳を積んでおくという感じで、前もって修行している。』というものでした。
来世の為に、今の苦しみがあるとは……
これに対して、とらこ先生は『過去世、今世、来世の三つで平等になる』と諭しておられました。
そして、これら低霊性意識の癒しを底上げしてくれるとらこ先生の聖水と祈りのレメディーは……
★Kanch-kokuz-T. (観智院 虚空蔵菩薩)
自分の存在に自信がない。自分の居場所がない。自分は価値が低い、価値がない存在だ、という、自己卑下の人が他者に評価されたい、認めてもらいたい、必要とされたいという欲が減ってくる。
★Niukaw-k-w (丹生川上神社・上社の手水)
過去の過ち、悪因縁、カルマを和らげる働きがある。
★Futam-ryug-S. (二見興玉神社竜宮社の祈り)
その人の中の霊性向上を止めている(邪魔している)意識、価値観、感情などを水で洗い流すかのように綺麗に落とし、霊性を向上させる働きがある。
そして、とらこ先生は、霊性向上について、クライアント様へ大きなヒントを与えておられました。
『湿疹とかは綺麗に治ったね。だから、これは、カルマではなかった。
カルマが解消されていないから筋ジストロフィーが治っていない。
来世で求められる霊格まで今世で到達したら、筋ジストロフィーは治るかもしれない。
でも、カルマが多過ぎて、びくとも動かない。
少しでも減らして行っていけると良いと思うな。
評価されたい・褒められたいという意識。これは、この世的価値観。万能感。
自分は万能でないから万能でありたいという欲望。
どうして、こういう欲望があるか?
お父さんとお母さんが、貴女をないがしろにしたから。
ご両親に対して激しい憎しみの感情があって、ふとしたときに刺したいたいくらいの感情が浮上すると言っていたね。
子供が多かったから、貴女をないがしろにするのは仕方がなかったかもしれないけれど、
貴女にカルマがあったから、反骨する所があったから、ないがしろにされた。
この人達には人を愛する力がない。この人達に言っても通じる訳がない。
霊性高い人が霊性低い人に折れるよりないのだよ。
自分が思っている言葉を言って欲しい。君は期待している訳だよ。
でも斜に構えて、拗ねてむくれて、どうせこんなもんだって。
体が動かないから万能になりたいという気持ちは良く解る。
だから、今回は、’サポートφ万能’を出すね。』
更に、このクライアント様の低霊性意識に合うものとして、『破傷風菌』から作ったレメディーを選ばれていました。
『破傷風菌』は、疥癬マヤズムに分類され、『無条件に愛して欲しい』というテーマを持ちます。
そして、その霊的見解は、
『嫌だインチャが大半(80%)。大事にされないインチャが多少(20%)。相手に対し、自分が理想とする接し方、望むような愛し方、そのような少し無茶な要求を相手に向け、それが思う様に返ってこない時に、‘なんて自分は駄目な奴なのだ’と自分を責める割合が6割。『なぜ解ってくれないのだ』と相手を責めるのが4割。
嫌になり、へこみ、やる気をなくして落胆していく意識を持つ。』というものです。
そして、筋ジストロフィーに必要なミネラルレメディーや、この方の身体面、精神面、よく見る夢など、この方特有の症状をピックアップし、全体像をカバーするレメディーも選び、ZENホメオパシーのアプローチを仕上げておられました。
1時間という限られた時間内に、体・心・魂をここまで完璧に網羅できるのは、とらこ先生しかいないでしょう。
クライアント様は、とらこ先生に巡り合えたからこそ、筋ジストロフィーという難病中の難病を頂いたご神意を知る事ができました。
このご神意を知る事なしでは、ただ苦しい人生で終わってしまっていたのではないかと思います。
自分のカルマ、低霊性意識を知った上で、それらを昇華させるのは、それはそれで大変なワークです。
しかし、ここから背を向けずに取り組み続ければ、きっといつか素晴らしい境地に達せられると信じてやみません。
とらこ先生、今回も霊的価値観の重要性を学ばせて頂き、誠にありがとうございました。
とらこ先生の相談会をご希望される方は、是非、日本ホメオパシーセンター東京本部までご連絡下さい。
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