本日は、母娘でとらこ先生の相談会にかかられているクライアントさんがいらっしゃいました。
そのお母様は、「耳鳴り」「蓄膿による頭痛」といった身体的主訴をお持ちですが、精神面では、「家庭が上手く行かない」「病を患う娘さんの心配」というお悩みも抱えられており、どちらかと言えば、この萎えてしまった魂が、救いを求めてとらこ先生の下に導かれてきたかのように見受けられます。
大変重苦しい空気が漂い、話す言葉にも力がありません。
彼女がそうなってしまったのは、とてもお辛い人生を過ごされてきた背景があります。
5歳の頃、両親が離婚し、母親が家を出て行ってしまいました。
そして、統合失調症を患う父親の下に残された、祖母、お兄さんと共に、彼女は、その父親からの暴力に悩まされます。
その暴力がエスカレートし、思春期の頃には、祖母も家を出て、お兄さんも家を出てしまい、とうとう、父親と二人きりの生活となってしまい、暴力と恐怖におびえる毎日を過ごされました。
晴れて結婚し、その地獄のような生活から脱却したかと思えば、出産後は、夫の浮気が続き、心が病んでしまいました。
長年の苦しみの中でホメオパシーにめぐり逢い、とらこ先生の相談会を受ける今日に至ります。
心と魂の深い傷を負われているクライアントさんの魂が、本来の輝きを取り戻すよう、とらこ先生は、その方に共鳴し、その時々に適切なレメディーを出されてきました。
とらこ先生の指導の下、戸惑いながらも、インチャ癒しと神様へのお祈りを続けてこられ、随分と良くなられました。
ご自身でも、内面の変化を感じ取れるようになったと話されていました。
5歳の時、お母さんが自分を置いて出て行ってしまい、その後、祖母も去って行った時の傷が癒えていない事を告白するクライアントさんに、とらこ先生は、次のような言葉をかけられていました。
その時、「自分が求めているものは手に入らない」という感覚が出来上がってしまったんだよ。それがあるが故に、夫とか子供とか、手に入ったものさえも、受け取る事ができず、結局、それらも悪い方向に進んでしまった。
何とか幸せになろうと頑張ったのだけど、その頑張りは相手に合わせたものだったから、この世的価値観で生きてきて、本当に自分が望むことに耳を傾けなかったから、全然幸せになれなかったね。人のために頑張り過ぎたね。自分を幸せにするには、どうするか考えてみて。貴女の中の答え、今の段階でも良いから、聞いてみたい。
クライアントさんは、自分の心の奥にしまい込んでいた気持ちをぽつりぽつりと話されていく内、
「思うんですよね。それにしても、母と祖母は酷すぎるんじゃないかって。」と怒りの感情がある事に気づかれました。
とらこ先生は、この方との相談会が始まった当初から、この方には、抑圧された怒りがある事を見抜かれていました。
ついに、クライアントさんご自身で、それに対する気づきが芽生えてきたのをみて、とらこ先生は、上手く怒りを表現できない事を癒す為の特別なレメディーを出されていました。
そして、怒りに関連する臓器である肝臓をサポートする特別なコンビネーションレメディー入りのサポートチンクチャーも出されていました。
「やる事がいっぱいあるなーって思います。」というクライアントさんに
「台所が燃えているのに、それをおっぽり出して寝ている訳にはいかないよね。これは、怒っているインチャがいるのに、おっぽり出しておく訳にはいかないって事なんだよ。火を消し止めなければならないね。」と分かりやすく説明されていました。
辛かった過去を癒し、第二の人生を送るべく、とらこ先生のアドバイスに一生懸命取り組む事で、この方は、ますます良くなられていく事と思います。