すっかり秋めいて参りましたが、皆様、お元気にされていますでしょうか。
本日は、とらこ先生の相談会にかかられれている母娘のケースをご紹介させて頂きます。
現在22歳の娘御は、小学校6年生の頃から、血と粘液が混じった便が出るようになり、潰瘍性大腸炎を患わうようになりました。
その母親の悩みは、その娘御の病気が第一にあり、ご自身の相談事としては、「耳鳴り、家庭がうまくいかない、蓄膿による頭痛、においがしない」などがあります。
とらこ先生の相談会をみせて頂くと、病理には、インチャやカルマ的背景が、大変深く絡み合っていることがよく分かります。
病名に対する医薬品だけでは解決できるものではないのです。
この方の父親は、統合失調症を患われており、母親が彼女を妊娠中も暴力をふるっていたそうです。
そして、この方が5歳の時、母親は、とうとう家を出て行ってしまいました。
残されたこの方の兄、祖母、全員が、この父親の暴力に悩まされていました。
13歳の頃、この暴力がエスカレートし、とうとう、この方の祖母(父親の母)までも家を出て行ってしまいました。
16歳になると、二人の兄が家を出てしまっているので、その父親と二人きりの生活となりました。
父親の統合失調症は酷くなる一方で、この方は、すごい恐怖の中で日々を過ごされていました。
結婚して、やっと、その恐ろしい生活が終わり、幸せになれると思いきや、今度は夫が浮気をやめることがありません。
子供が授かっても、臨月まで職場で働き、出産後も、直ぐに仕事に復帰しました。
娘御も厳しく育てられたようです。
それが原因で、娘御は完璧主義になってしまい、潰瘍性大腸炎を患うようになってしまいました。
とらこ先生との相談会を始められた頃、この方は、絶望のどん底におり、無感情無関心、口数も少なく、大変重いものを引きずっていらっしゃいました。
愛されたという感覚がなく、誰も信頼する事ができません。
とらこ先生は、この方が光を見出させるよう、限られた時間内で、この方の霊的見解やカルマ的原因を伝え、インチャ癒しのアドバイスをされてきました。
回を重ねるにつれ、この方が醸し出すオーラが随分と変わってきました。
本日の相談会では、インチャ癒しをして気づいたこと、感じたことをとらこ先生に報告されていました。そして、なんと、インナーチャイルドセラピストコースを受講する決心もされたそうです!
そんな彼女に、とら子先生はこのようにアドバイスされていました
「幸せに生きる鍵に信仰心、インチャ癒し、もう一つはホメオパシー。これらを含めてZENホメオパシーっていうんだけど。
自分だけで自分を救うのは難しい時がある。神様、仏様、助けて下さいっていう時がある。他力と自力で両方でやっていかないと。激しい人生を生きていると、特にそうなる。絶望があるから。その時、信仰心があると救われる。
心が楽にならないと魂は楽にならない。苦しい人生を生きている人は、早く、自灯明、法灯明を見つけないと。自分を照らす光を見出す、その大元の神様の光を見出さないと。
そして、この苦しみは、自分に必要だったと腹の底から分かった時に、すごく幸せになるはず。」
この言葉の真意を理解し、実行するまでに至るには、平坦な道のりではありませんが、諦めずに続ければ、その時を迎えられることと思います。
今回、とらこ先生は、この方のメインのレメディーには、ヘラボラス(Helleborus niger/クリスマスローズ)を選びました。
「お父さんとお母さんの間にはいって、仲よく手を繋いで歩いている子供をみたり、親とデパートに行く子供をみると、うらやましく思うこども。
これは、寒さで一気に悪くなるレメディー。」と説明をうけると、この方は「クリスマスローズ、家にあります。きれいですよね。」と嬉しそうに笑顔になりました。
とらこ先生は「君もか。。。」と、他のヘラボラスのケースでも、その方が家で栽培していたという事があったエピソードを話されていました。私達は、潜在意識では、自分に必要なものがわかっているのかもしれませんね。
そして、この娘御さんも、とらこ先生に出会い、今までの苦しみの意味を一つずつ理解し始められているようです。とても深い洞察をされていました。
自分の体調も優れないのに、お母さんに幸せになって欲しいと心から願っています。
そして「魂を磨いて磨いて死ぬのが大事なんだから、磨こうって。昔は、全てがきつくて、大学も行きたくない、自分がこき使われる社会は嫌だって思っていた。
でも、TORADIOを聴いたり、JPHMAコングレスのケースを聴いたりすると、あきらめないで摩擦を起こすところが大事なのかなって思い始めました。祝詞をするときは、魂を磨いて下さいってお祈りしています。お母さんは、今までは、自分と同じ境遇の人では、破滅していく人しかみなかったから、先生のように自分を捨てずにやってきた人は初めてだったから、先生の書籍を読んだり、TORADIOを聴いたりするのが大好きなんです。」と仰っていました。
とら子先生は、「大変な事から逃げないんだ。昔ならば、奴隷制度があったから、奴隷として生まれてきたら、そこから逃げられない。毎日それ。
でも、体は奴隷であったとしても、魂は奴隷にならない。早く死ぬ人と長生きする人の違いは、魂が奴隷ではなかったという事。この人生だが、どうやって自分を幸せにするか。信仰しかない。
魂は体がないから楽だよね。でも、この世は、肉体や心があるから辛いね。でも、あなたは、心の底でそう思うことを意識しようと思っている。素晴らしいね。大人になってもわかっていない人がいるよ。
そこで分かったというのは、それだけ苦しかったという事。さみしかったという事だね。」と彼女を褒めていました。
大変な苦しみの中で、とらこ先生に出会い、母娘それぞれが、毎日、いろんな気づきを得ている、とても素晴らしいケースでした。
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