10月も、中旬に入ろうとしていますが、皆様、如何お過ごしでしょうか。
来週末(10月18日&19日)は、とらこ先生が創立した、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)の年次学術大会、第26回JPHMAコングレスが開催されます!
https://cong.jphma.org/26th/
『日本が亡国にならないために – ZENホメオパシーが導く、魂の原点回帰-』をテーマにとらこ先生はもちろん、先生から学ばれた沢山のホメオパス達、ゲストスピーカーが一堂に集まり発表されます。豊受の農民達、加工部スタッフも発表します!
参加必須イベントです!!

さて今回は『両変形股関節症』を主訴にもたれるミドル世代女性のケースを紹介させて頂きます。
他にも、『喉の奥から突き上げる激しい痛みと苦しみ』『左乳房のすぐ下、胸の痛み』『左脚膝下全体の痺れと、同じ部分の睡眠中のこむら返り』などの症状も訴えられています。
生後3か月の時の検診で『先天性股関節脱臼』と診断され、幼児期に何度も外科手術を受け、それでも治る事はありませんでした。
家庭環境は良いとは言えず、両親は不仲。母親からは妹との差別といじめ。
母親からは「おまえは絶対に自分の力では生きていけない」「結婚もできない就職もできない、おまえなんかどこでもなんの役にも立たないのだから私と一緒に死のう」と言われた後に「おまえはこの家の長女、すなわち長男の代わりなのだから絶対にこの家から出さない」と言われてみたり、「おまえを食わせていくことなんてできないのだから、直ちにこの家を出ていけ」と言われたり、そのループを毎日繰り返し言われ続けたそうです。
そんな母親が嫌で20代になると直ぐに結婚し、家を離れた事を祝ったのもつかの間、その夫とも上手く行きません。
人生は地獄としか思えない日々を過ごす中、股関節の状態が悪くなり、変形性股関節症と診断されました。
30代になると杖をつかなければ歩けない体になってしまいました。
こんな重度な障害を持っていても、世間は厳しく、このクライアント様には、ありとあらゆる苦難が押し寄せます。
そんな中、ご神仏様のお計らいにより、とらこ先生との相談会が始まりました。
とらこ先生の導師様から頂く霊的見解、とらこ先生のZENホメオパシーに基づく治療に導かれ、体・心・魂がどんどん改善されています。
脚が不自由な上、遠方にお住まいにも関わらず、必ず対面で相談会を受けられており、とらこ先生の相談会をとても大切に思われている事が伝わってきます。
順風満帆で改善の一途を辿られている、と思いきや、すっかり改善されていた「 喉の奥から突き上げる激しい痛みと苦しみ」「左乳房のすぐ下、胸の痛み」「左脚膝下全体の痺れと、同じ部分の睡眠中のこむら返り」が再発してしまったというのです!
一体、クライアント様に何が起こったのでしょうか?
クライアント様は、障害年金受給を申請されており、その股関節の症状は本来なら二級相当で受給対象だったにも関わらず、担当医が年金事務所に「手術できるが患者が拒否している」と伝えたため、症状が固定とみなされず不支給という結果になってしまったそうです。
社労士からは、クライアント様が「医師のプライドに巻き込まれた形」と説明され、執刀を引退した高齢の医師が自身の体面を優先したことに対し、強い悔しさと恨みの念を抱かれたそうです。
これら感情が湧き出て、人生に絶望した時、治っていた症状が再発したのです。
とらこ先生:
心と体の関係がよく解ったでしょう?
せっかく良くなったものが、こうして一気に戻ってしまうんだよ。
クライアント様:
がっかりしました。
どうしよう。。。どん底のどん底に手をついた感じです。
導師様から年金受給がカルマになると言われましたので頭ではわかっているのですが、納得できないところで、まだ心が止まっています。
とらこ先生:
霊的にみるならば、これは、私からの言葉ですけれど、近々ではお金に困るのだろうけれど、何か手立てがあるんだよ。
クライアント様:
これら3つの症状全て、瞬間的な激しい痛みで、だんだん和らいでからもしばらく痛みの種が残る感じで、じっとしていたら消えていきました。
その直後、自分が自分の足を責め続けてきたことに気が付いて、脚が本当に楽になりました。
『ダメなのは私で、脚ではなかった、足のせいにして責め続けて悪かった』と足に謝罪したら、そうなりました。
父親が私に望むような才能を持ち合わせておらず、父親を喜ばせることができなかったのですが、それを足のせいにして生きてきました。
「私が役に立たないのではなく、足が役に立たないのだ」と自分から足を切り離し、自分を守り、代わりに脚を責めてきたことに気がつきました。自分が責められるのが嫌なので全てを足のせいにして、足を悪者にしてきたことに気がつきました。
こんな時こそお医者さんと父親に感謝の行をしようと思い立ち、不支給となったことを逆に感謝しました。
そして、両親に頭を下げようという気持ちになり両親に会いに行ってきました。
こんな姿になって障害年金ももらえなくなって、本当は、私が小遣いをあげなきゃいけないのに、できなくて御免なさい。と謝りました。
そうしたら、父親からは「金銭的に困り果て苦しくなったらいつでも頼ってね。医者を変えたら?」と予想外の反応がありました。
母親にも謝りました。
私は、両親に格好悪いところを見られたくなかったのです。お金も稼げず、離婚もして、身体も治らず、何もかもがダメになったことを知られたら、今度こそ徹底的に軽蔑されて嫌われると信じ込んでいたのです。
とらこ先生:
良かったね。これ、大事だったよ。
今、君は、負ける修行をしているんだ。
貴女にあんなに意地悪を言ってきた両親だったけれど、
貴女が霊性向上に取り組んでいるから、その良い波が、彼らに届いたんだね。
障害年金が貰えず、どん底まで行った。そこまでいかないと、親に会いに行くという事はしなかったでしょう。弱音を吐く事も出来なかったでしょう。
苦しみがあった後は、必ず喜びがある。
だから敢えて苦しみを頂くというのもある。
私も、脚が痛いけど、峯入りをする。
だから山頂に到達した時の喜びはひとしお。
健脚な人には分からないかもしれない。
私は、そこに行けたというだけで、本当に嬉しくて、
そう感じるように、脚を不具にしてくれて、ありがたいとまで思うくらいなんですよ。
どこまで許せるか。
貴女も苦労してきたから、多くの不条理さも経験している。
それをどこまで許せるか。それを問われている。
痛む脚も許せるというところまで行けると良いね。それを問われている。
。。。とらこ先生は、ご自身が乗り越えてこられた道を示しながら、クライアント様を導かれていました。
そして、今回、導師様から頂いた霊的見解を伝えられていました。
【概要】
思い通りしたい意識…何の苦労もしないように助けてくれるはずだ。世話をやいてくれるはずだ。
幼児性が強い。
幼児性度(10段階で幼児性が最も強いを10とすると)……7~8、ちょっと強い。
何もかもしたくない、という意識が強く出ていて、
障害年期が断られてがっかりして、エネルギーも稼働率かなりダウンしている。
そして、クライアント様に出てきている低霊性意識を癒して昇華する助けをする聖水と祈りのレメディーとして以下を選ばれました。
☆ Isonok-izum-S.(石上神宮出雲武雄神社の祈り)
自分は多くの人から賞賛され、尊敬され、大事にされ、必要とされ、認めてもらえ、好かれ、気に入ってもらえ、特別に扱ってくれるはず、という意識が緩む。
※普通の扱いされても、自分はこんなものだろうと受け入れられるようになる。人間的に丸くなって、人づきあいが楽になる。
☆ Ibuk-miro1-T.(伊吹山の南弥勒菩薩)
やりたくない意識(面倒くさいとかやだななどの幼児性が強い意識)によってエネルギーの流れが停滞するみたい。そのエネルギーの流れをよくすることによって、やりたくない意識が改善させる効果がある。面倒くさがり屋さんによい。
☆ Geku-w.(伊勢神宮外宮の手水)
落ちた生命エネルギーを回復させる力がある。
随時のレメディーは、『サポートφ幼児性』です。
また、このクライアント様には、『ホーリー酢酸カルシウム』を毎日10滴とるように勧められていました。
その霊的見解は、
自分なんてどんなに頑張ったって何の役にも立たない、役に立たない自分は存在する価値がない、人からも必要とされないし、自分から仲間に加わろうと思わない、自己否定、自己卑下、他者否定、世間否定、内側に閉じこもってしまう意識が、酢酸カルシウムをとると、自分は愛されているし、自分も人を愛せるんだと思えるようになる。
人は、多かれ少なかれ、このような意識を持っていますが、このクライアント様には、それが顕著に表れていたようです。
カルシウムは信仰心の表れ。
これを毎日摂取することで、食べ物からのカルシウム吸収が促進し、霊性面でも向上していくなんて、本当にありがたい事ですね。
幼い頃に親の言われた言葉‘自分は役に立たない迷惑な存在’をそのまま信じて、親を助けよう、助けて役に立って愛されようと頑張り続けてきたクライアント様。
しかし実際は、役に立てない自分。この自分を直視できないので全部足のせいだと自分を責めてきて、ずっと苦しい人生だった。
それに気づき、インチャ癒しをし、ご両親に等身大の自分をさらけ出した途端、ご両親からは予想外の愛情ある言葉が返ってきました。
とらこ先生『人生、色々とあるけど、生きていたら悪い事はないから。日々努力をしてカルマを払っているあなたは偉い!』
とらこ先生の名著『人生は負けるためにある』に通じる素晴らしい症例ですね。
この本は、次の詩で締めくくられています。
深い悲しみを受け入れ、
長い苦しみを受け入れ、
愛してほしいという欲と執着から脱却し、
感謝に変わるとき。
この悲しみと苦しみは、
君たちを光り輝く世界に誘うだろう。
神は敗北を尊ぶ。
みんな、負けていこう。 By 由井寅子
とらこ先生、クライアント様、本日もかけがえのない貴重な学びを頂き、誠にありがとうございました。
とらこ先生の相談会をご希望される方は、是非、日本ホメオパシーセンター東京本部までご連絡下さい。
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日本ホメオパシーセンター東京本部 tel:03-5797-3136
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