【とらこ先生相談会レポート】『心臓サルコイドーシス』を主訴にもたれる中年期女性のケース

昨日は、台風15号の影響で久しぶりの大雨。
豊受自然農の田畑のある地域は旱魃が続いていたので、恵みの雨となりました。
とらこ先生の導師様は、日々土地の霊格を修正されているそうですが、昨日の土地の霊格はかなり下がっていたそうです。
原因を調べると、それは、人間の雨は嫌だという想念が雨に乗って雨が降った土地の霊格が下がる。という事でした。
雨も、台風も神様で嫌う事は間違ったことです。感謝するようにしましょう。

さて今回は、『心臓サルコイドーシス』を主訴にもたれる中年期女性のケースを紹介させて頂きます。

このクライアント様について簡潔にまとめさせて頂きますと……
30代でぶどう膜炎を発症し、ステロイド治療を受けるが、眼圧上昇により漢方と鍼治療で完治。
その後、顔面に赤い丘疹ができ、皮膚科でサルコイドーシスと診断されました。
不整脈と湿疹症状があります。
湿疹後、入院とペースメーカー手術しましたが、ドキドキ感が治らず心室頻拍を確認し、ペースメーカーからICD(植込み型除細動器)に変更されました。
3回のカテーテルアブレーション治療を実施。また、全身の痒みと抗アレルギー治療を続けつつ、ステロイド内服に加えて免疫抑制剤治療を開始しました。
現在、心機能は約半分で、階段や坂道は辛いですが、日常生活は普通にできている。
クライアント様は、『これ以上症状を進めないようにしたい』事を望まれています。

過去に別のホメオパスにかかられていましたが、かなり重度な状況におられ、とらこ先生の相談会に導かれました。

とらこ先生の相談会を一度受けられた後、不整脈と浮腫みは、直ぐに改善されました。
表情が明るく生き生きし、自己否定や夫への憎しみが軽減、ネガティブな感情に対して優しい対応ができるようになりました。
厳しい家庭環境で育ち、置き去りにしてきたインチャ、深い喪失感を抱えていた中、たった1回のとらこ先生との相談会と霊性の取り組みによって、人生がポジティブな方向へと変わってきているようです。
これも、とらこ先生の導きにより、このクライアント様が、原因を外に求めず、自分自身に問いかけ始めるようになられたからではないかと思います。
身体面でも目を見張るほどの改善が見受けられます。

  • NT-proBNP値(心不全の指標):大きく改善。
    クライアント様曰く『数値的には良くなっていませんが、自覚症状としては楽になっています。数値に一喜一憂しなくても良いと思えるようになりました。』  
  • 不整脈:改善。不整脈の自覚症状は、ほとんど気にならない状態。
  • 自己否定感:改善。否定すること。私はこのままで良いのだと少しずつ思えるようになってきている。
  • 夫への感情:改善。

リスト一番下にある『夫への感情』ですが、クライアント様は、結婚当初から、夫の性欲に悩まされてきたそうです。
ずっと耐えてきたけれど、遠方に住むクライアント様のお父様が事故で意識不明のまま運ばれ、直ぐに病院へ行って対応し、クタクタになって帰宅したときに要求された時は、頭の中で何かが崩れる音がしたそうです。
『もう許せない!』それ以来、夫に対して体と心が拒否反応を起こすようになり、意地悪な態度をずっと続けてこられたそうです。
その感情について、クライアント様は、
『私は今まで主人との性生活が嫌で仕方がなかったのですが、嫌だと思いながらも体は反応する訳です。その自分が許せなかったことに気が付きました。
自分で自分を如何に苦しめていたかと思うと、体に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、毎日謝っています。
主人のことは好きではありませんが、縁があって結婚したのですから、それを認めた上で、距離を取ってやっていこうと思っています。』と仰っています。

何故、クライアント様が、このような体験をし、苦しんでいるのか?
とらこ先生が、一つずつ紐解いていきます。

とらこ先生:
もし貴女を労わってくれてセックスするのだったら嫌じゃなかったと思うけど、
物のように扱われたことが嫌だったんじゃないの?
もし労わってくれたら、やぶさかではなかったでしょ?

クライアント様:
そうだと思います。

とらこ先生:
労わって欲しい、大事にして欲しいという意識はどこからくるか考えた事はある?

。。。クライアント様は黙りこくってしまいました。

とらこ先生:
自分は疎外されていたと言っていたよ。
兄弟は可愛がられていた。出される食べ物も違っていた。
ここで、自分を労わって欲しい、自分を見てほしい、というのができた。
それがあるにも関わらず、自分を物のように扱う夫と出会った。
貴女の中に、もっと自分を大切にして欲しいという意識がある事を知らせるために、それをしない人と結婚したんだよ。
(中略)
この世の不条理さ。身に染みて分かっていると思う。
魂の修行でこうなったのでしょうね。

導師様から頂いた見解をお伝えしますね。


【霊的見解(概略)】
彼女は幼少期に母から十分に褒められず、兄弟姉妹と比べて冷遇されたと感じている。
その体験から「母に愛されなかった悲しみ」や「見捨てられる恐れ」が根深く残り、今も大きな影響を与えている。
本人は気にしていないと言うかもしれないが、内面を掘り下げてその悲しみを思い出すことが癒しにつながる。

彼女は表層的には「セックスは不道徳で悪いもの」と捉え、肯定度は5程度と極めて低い。しかし深層心理では肯定度90と高く、本来はセックスを良いものと理解している。
セックス否定は愛・信仰・神仏の否定につながり、霊性向上や病気回復を妨げる。彼女は深層心理では肯定しているが、受け入れると道を外れると恐れ、表層では否定している。セックスには幅があり、一概に悪とせず、愛の否定にならないよう肯定的に捉える努力が必要。


とらこ先生:
ここからは、私の説明となるのだけど。。。
貴女は、お父さんとお母さんがセックスしている姿を見たことはない?

クライアント様:
言われたから思い出したんですけど、
幼少期、夜中に気持ち悪くなり、両親の部屋に行った時、普段ならパッと戸が開くんですが鍵がかかっていました。
『お母さん、気持ち悪い。』って言ったら、『ちょっと待ってね』ってしばらくして母親が出てきました。
その時は何も思わなかったけれど、何年かして、男女の事を知った時、あの時、そうだったんだろうなって思った事はありました。

とらこ先生:
その時、お母さんは、貴女の介護をしてくれた?
具合が悪いなら、ここで寝てよいよとはならなかった。

クライアント様:
それは無かったです。薬を出されて飲んだかして、部屋に戻りました。

とらこ先生:
そういう時、深いところで全て分かっているから、
そんなことより、私のそばにいるべきだというのが気持ちの中であったんじゃないかと私は思う。

クライアント様:
そんな事してもらった事は無かったから期待はなかった。

とらこ先生:
期待はないんだろうけど、自分が苦しい思いしているときに、親は楽しい事をしている。
セックスは、愚かなこと。となったのでは?と言いたい。もっと深く掘り下げる方が良いですよ。
母親からすると、事の最中に、この子はまた邪魔してって、思っているのを貴女は感じ取り、それに対する憎しみも倍増するのでは?
こういう親からの影響も可能性としてあるのではないか?っていうのが私の考え。

人の愛は、一対一の恋から始まり、子どもや家族を通じて一対多数へと広がり、やがて肉体を超えた大きな愛へと成熟していく。
フィジカルな事は無くても人を愛する事ができるようになる。
セックスはその入り口であり、人を愛する力を育てる大切な媒介。
最終的には、自然や神仏との一体感という霊的な喜びへ至る。これが信仰のエクスタシー。

最初はセックスがいる。
タントラヨガというのもあるの知ってる?
ベースチャクラから開いていき、愛ある人間になるという修行。
霊性的に目覚めるための手段。奥深いんですよ。
セックスエネルギーは、生命エネルギー。

旦那さん、もう少し、あなたを労わってくれる人だったら、あなたも変わったかもしれないね。
ただ、その労わりは、本当は、母親から貰いたかったもの。
セックスしなくても構わないから、蔑んだり、嫌なものと思わないようにしましょうね。

。。。とらこ先生は、こう仰り、次の聖水・祈りのレメディーを選びました。

☆ Manai-w.(真名井神社の水)
頑張っても頑張っても駄目なんだと思って疲労している人。評価や賞賛を求めるあまり、自分を責めて疲弊し、不眠や無力感に陥る。
その結果、生命エネルギーや霊性が低下し、病を招く悪循環となる。そういう人の霊性を修正する。

☆ KawAsa-S.(河口浅間神社の祈り)
セックスエネルギーの流れをよくする。弁天さんが絡んでいる。
このレメディーは処方のしかたが難しい。セックスを否定的に考えている人には与えた方がよい。セックス必要なんだけどできない人にも与えた方がよい。あとは、判断のしようがないけれど。セックスエネルギーが原因で病気になっている人はとったらよい。
目安としては婦人科系の病気とか肝臓の病気になっている人にはいいかも。

☆ Akaif-ike-w.(閼伽井不動の池の水)
愛する人から冷たくされるという風にとってしまう意識を癒す働きがある。

そして、随時には、サポートφKanshoです。

KawAsa-S.(河口浅間神社の祈り)が出来上がったエピソードについても話されていました。

以前とらこ先生が長年連れ添っていた男性が新しい彼女をつくり、去って行ってしまった。
心の拠り所を無くした。二人で霊性を高めて行きたかったのに。。。
自分自身の魅力の無さに落ち込み、小さい頃からずっと抱えていた孤独感が浮上してきた。
車ごと崖から落ちて死んでしまおうと思いつめ、その前に木花咲耶姫様にご挨拶しようと訪ねたのが河口浅間神社。
木にもたれて色々と考えて、そのあと、車が落ちやすいところまで行ったけれど、実行には至らなかった。
その後、ゴタゴタが収束し、彼はとらこ先生の元に戻ってきた。
このレメディーは、そのお礼参りに行った時に作られたものだそうです。
とらこ先生は、その時の事を懐古して『性の世界に走った彼を否定した。でも否定するしか、行き場がなかったんだな、って思う。』と仰っていました。

サポートφKanshoは、小さい頃、あまりにおっぽり出されたから、『もう自分の事は見なくて良い』となってしまっている。すると、人の好意に感謝できなくなる。というところを癒すために出されたそうです。

とらこ先生:
『貴女の修行のテーマは、この夫にも愛せる力をだせるか。
貴女をモノ扱いして、人の事を思い図る事ができない、ガキの夫をどれだけ許せるかという事が問われている。
考えようね。そうすると、ハートチャクラが開いて、心臓が活気づく。
サルコイドーシスが、何故、心臓にきているかを理解するのが鍵。
どこかで、母親から愛されなかった自分はダメだって、自分を心から大事にしていない。だから大事にされない人生になったんだよ。
セックスは、一対一かもしれないが、そこから愛の芽がでます。
この間の納涼講演でお話ししました。
常不軽菩薩様。「どの人も仏に至るのですから、あなたを軽蔑しません。」でしたよね。
ここをしっかりやっていくこと。長い道のりになっても良い。
夫の役目。自己中。この人の役目を貴女が理解するために、この人がいたわけだから。
自分を愛していくんだ。そしたら仏になれる。
これ、君のテーマだよ。』

クライアント様は『それ、不可能っていう感覚がありますが。。。』と大変戸惑っておられましたが、
ご自身の内面的な気づきを後押しするようなとらこ先生の導きに大いに励まされているご様子でした。

とらこ先生、クライアント様、深遠なテーマにおける貴重な学びを頂き、誠にありがとうございました。
クライアント様が、ますます健康で幸せになられます事を心よりお祈り申し上げます。


とらこ先生の相談会をご希望される方は、是非、日本ホメオパシーセンター東京本部までご連絡下さい。

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日本ホメオパシーセンター東京本部 tel:03-5797-3136
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