【とらこ先生相談会レポート】『眩暈と吐き気』を主訴の持たれる若い男性のケース

東京では、3月に入ってから雪が降ったり、未だ寒い日が続いていますが、来週半ばからは春本番の陽気になるそうです。
季節の変わり目、皆様、お体に気をつけてお過ごし下さいね。

さて今回は、『眩暈と吐き気』を主訴の持たれる若い男性のケースを紹介させて頂きます。

去年の11月下旬、全く動けなくなってしまう状態になり、仕事をする事ができないほど酷い症状をもたれていました。
その頃、とらこ先生はこの方の夢をみました。その夢は、この方が霊性的に手遅れになりそうだ、霊性的にやばい状態であることを暗示しているものだったそうです。
そこで急遽、とらこ先生との相談会の運びとなりました。

とらこ先生の導師様からは
『エネルギーの問題。クンダリーニの下降不良、降りていかない。誤った意識。根性のない情けない自分を排除したい、取り除きたい、弱い駄目な自分を乗り越えたいではなく、簡単に取り除きたいという意識。そこにあるのは弱い自分で、そんな弱い自分を許せない。強い男、できる男でなければならない。
今の情けない自分を無くしたい。自己否定によってクンダリーニエネルギーが下がらなくなっている。』という霊的見解を頂きました。

今回は、2回目の相談会です。

『眩暈と吐き気』については大きく改善!
全く動けなくなってしまう状態になってしまう事がなくなり、仕事が出来る状態まで改善されたそうです。

しかし、数週間前には、左の脇腹が痛くなり、また動けなくなってしまいました。。。
その後、痛みは再発していないそうですが、全体的な調子は上がらず、仕事も休みがちです。
この方からは何やら重い空気を感じます。
レメディーもよく効いているのに、どうして全体的な調子が上がらないのか?

初回は急な相談会であった事もあり、とらこ先生は、この方のバックグラウンドが分からないままの対応でしたが、
今回は、事前に質問票のご提出もあり、霊性的側面、インチャ的側面、身体的側面、と様々な面が明確になってきたようです。

初っ端からとらこ先生は、この方の中核に迫ります。
『君のタイムラインを読ませてもらったけど、何が問題か?というと、
父親も母親も厳しく、彼らから愛情をもらっていないという点。
この両親は、どう子供を愛したら良いか分からない心の傷を持った親。
酔っぱらって、君達を追い出したり、駄目出しばかりして厳しかった。
先ずは、君は、いわゆる根幹的な所、『親からの愛』を貰っていない事を認識しないといけないね。
次にやる事。
君は、本来親から貰うべき愛を貰っていないから、どう自分を愛したり労わったりしたりしたら良いか分からない。
でも、愛されなかった人全員が、愛する力が足りなくて、自殺してしまうのか?
私の母親も厳しかった。愛をくれなかった。
それをどう乗り越えて行ったかと言うと、泣きながら自分の言い分を聞いてあげたんだよ。
『辛かったよー、悲しかったよー、誰もいなかった。小さな自分が泣いてもわめいても誰もいなかったじゃないかー!早く死にたい。早く死にたい。』って小さい私のインチャは叫んでいた。
それを『そうだね』って聞き続けてあげるんだよ。
インチャ癒し。これが、君は下手なところがあるね。。。』と、どのようにインチャ癒しをするのかを具体的に示しながらクライアント様を導いていました。

『仏様が言っていたよ。この世に生まれたものは、生まれて良いからこの命を貰ったんだよ。特に阿弥陀様がそう仰っていた。
ご神仏様が生まれて良いといったのに、お父さん、お母さんが、お前はろくでもないというのはおかしい事だ、と君のインチャに言ってあげるんだよ。
。。。イメージで癒していき、過去を書き換える。
君はそういう所を知らないまま霊性の世界に入ってきているから偏ってしまい、上手く行かないのだよ。』

そして、導師様から頂いた霊的見解を伝えました。


★霊的見解★
一番の原因は、父からの否定が激しすぎて自己否定が強すぎること。
自己肯定感度、すごくあるを100、全くないを0としたときに20。
どうしても自分が駄目だが強くてそこからどうにかしよう、乗り越えようという心が芽ばえない。
イニシエーションという形でご神仏さまのお力をお借りして乗り越えてほしい。

思い通りしたい意識……全ての人々は自分の言うことを聞いてくれて自分を尊重してくれるはずだ。(しかし全く叶っていない)


とらこ先生は
『自分でインチャ癒し、導師様からご指導頂いたイニシエーションのお唱えもさることながら、聖水や祈りのレメディーからも助けて貰おう。やる手はあるから、諦めないというのが凄く大事になるかなと思うけど。』と仰り、この方に以下のレメディーを選びました。

★ Daisen-w.(大山寺の湧き水)
大切にされない、大事にされない、価値を認めてもらえない、存在を認めてもらえない、粗末に育てられて、この世に生まれて一つもよいことがなかったと思うほど、大事にされずに自分に自信がもてず、自己否定が強く、誰からも相手にされないで、人との関わりをうまく築けずに社会に出ていけない人、引きこもりのような人に効果がある。
引きこもりまで行かなくても、相手にされなくて自己否定の強い人には効果がある。

★ Senjyog-w.(仙丈ヶ岳(3033m)の2900m地点の湧水)
相手に愛されたいという気持ちを緩められる。愛されたいという気持ちを緩められるので、ああしてもらいたい、こうしてもらいたいという期待が和らぐ。期待が和らぐので(愛されたいという気持ちが緩むので)、認めてもらいたい、わかってもらいたいという気持ちが減る。相手に認めてもらいたい、わかってもらいたいという思いが緩まって楽になる。ということは、この水は自己価値の向上させる効果がある。
「自分は人に迷惑をかけ、足手まといになる駄目な人間である」という意識がゆるみ、人から認めてもらえる、人から受け入れてもらえる気持ちが出てきて自信がついてくる。一歩前に踏み出す気持ちになれる。

★ Isonok-izum-S.(出雲武雄神社の出雲武雄)
自分は多くの人から賞賛され、尊敬され、大事にされ、必要とされ、認めてもらえ、好かれ、気に入ってもらえ、特別に扱ってくれるはず、という意識が緩む。

とらこ先生は、Senjyog-w.を選んだ時、クライアント様へ次の様に伝えていました。
『大事な事は、自己価値の向上についての理解。自己価値の向上とは、できる自分になるということではなく、駄目でもいいんだとどれだけ思えるか。許せたら、許せただけ、自分の価値がでてくる。駄目な自分でも愛する寛容さ。
この世では、否定されて、頑張って出来るものだけが褒められるから、もっと出来なければと頑張るから慢性疲労症候群になってしまうんだよ。』

そして、随時には『サポートφDouse』を選ばれていました。

とらこ先生:
『自己肯定感を増やさないと、クンダリーニがおりて行かないと思う。
こんな自分みたいな者に流さなくて良いですって言っているようなもの。
君の魂は、小さい頃に絶望しちゃっているんだよ。
ここを何とかしないといけない。良い?』

『君に言っているような事を、他のクライアントさん、学生さん、皆やっているんだよ。
すると、いつの間にか自分を大事にできるようになる。
自分を大事に出来る人が、他人も、動物も、植物も、物も大事にできるんだよ。』

クライアント様
『先生からのご指導があったので、やり方を勉強しないと前に進めないと感じていました。』
。。。ずっとうつむいていたクライアント様でしたが、心の内を少しずつ話始められました。

とらこ先生:
『諦めの中にいては先に進めない。
霊格だけ上がっても、体と心もみなければいけないね。
身体は痛みも感じれば、空腹感や睡眠欲がある。
心は感情を持ち、傷つく。
魂は、霊性面において、あれやれ、これやれと言うけど、心体の身にもなってみろと言いたくもなるね。
心の傷がいえないと、魂の成長が出来ないんだよ。』

『厳しい親からの強い刷り込みのお陰で、自分を責めて責めまくり『どうせ自分は駄目だ』という逃げ場を作るより無かった。
そして、人から何か駄目出しを受けると、この‘古き良き故郷’に逃げる。
長い間そこにいたから、そこに逃げ込めば心地良いだろうけど、惜しいな。君は本当はもっと羽ばたける筈。』

とらこ先生の一言一言がクライアント様に強く響いた事と思います。
そして、その言葉を噛みしめながらインチャ癒しに励まれていけば、きっと、その逃げ場に戻る事は無くなる事でしょう。
‘蓮は泥より出でて泥に染まらず’。。。ですね。

とらこ先生、これからを担う若い世代の心に光を注ぎ、生きる希望を与えて頂き、ありがとうございました。


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