【とらこ先生相談会レポート】『アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、白内障』を主訴にもたれる青年のケース

桜の花が散り葉桜の時期となりました。皆様、如何お過ごしですか。

今回は、『アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、白内障』を主訴にもたれる青年のケースを紹介させて頂きます。

この方は、出生時にアトピー性皮膚炎と診断され、幼少期は予防接種を受け、重度の皮膚症状に苦しみました。
専門病院でも改善せず、ホメオパシー治療を開始して一時的に改善し、その後喘息に移行しましたが、成長とともに克服。
少年時代はスポーツ選手として活躍しますが、怪我やアトピー再発に苦しみます。
幼い頃にかかっていたホメオパスに戻り相談会を続けられますが、なかなか改善せず、食物アレルギーや睡眠障害も加わり、登校困難な状態に。
それでも練習を続け国体予選で好成績を収められましたが、大会中の人間関係による強いストレスで大きく悪化。
以降、学校も練習も続けられなくなり、休学を余儀なくされるという状況に陥りました。

とらこ先生との相談会は、去年2月から始まりました。
初回の相談でアトピー性皮膚炎が大きく改善し、長く続いていた不眠や休学状態から回復。安定した生活を取り戻し、復学を果たしました。
さらに、たった1回の相談で霊格が約28倍爆上がりするという大きな変化も見られました。

前回の相談会では、アトピー性皮膚炎は、改善の状態が続くものの、白内障の方は変化がみられない。
クライアント様は、簡単に治る病気ではないから、と見えない状態に慣れて悲観的に考える事が少なくなってきたものの、
『白内障にならなければ、好きだったスポーツが続けられたのに。。。』という辛さを心にもたれていました。

この時、とらこ先生の導師様から頂いた霊的見解の概略は、
『白内障の原因は「賞賛されたい」「チヤホヤされたい」という強い欲求にある。この思いは、前々世で絶世の美女として多くの人から注目されていた記憶に由来する。
その過去の栄光が忘れられず、再び同じようにチヤホヤされたいという期待があるが、現実とのギャップに不満を感じている。
そのため、前々世の経験はもう十分だったと心を納得させ、今を受け入れることが求められている。』というものでした。

とらこ先生は、
『大人になる過程で、私も若い時は何でもできると思っていた。頑張れば出来ると思っていた。でも、どんなに頑張っても出来ない事もあった。そして、出来ない事に絶望感をもった。
でも、今となっては、出来なくて良かった、と思っているんだよ。出来ていたら、何の学びもなく、凄く偉そうになっていただろうなと思うし。。。
チヤホヤされる道は楽。皆が道を開けてくれたりするから。
でも甘やかされてきた人はろくでもないんだ。
誰からもチヤホヤされなくても、褒めて貰えなくても、自分自身が自分を褒める力をつけるんだよ。自分を労わり、愛する。これを君にやって貰いたいと思っている。』と、クライアント様に寄り添い、諭されていました。

幼い時から青年期まで、長い間、葛藤し、苦しんできたからこそ、とらこ先生の相談会に導かれ、クライアント様の内に秘めていた霊性が開花し、霊格が一気に28倍も上がったのではないかと思います。
しかし、このクライアント様ご本人は、霊性に対してどのように捉えられているのでしょう?

今回の相談会では、アトピー性皮膚炎に関しては、『ひどい症状は出なくなって生活が安定できている。』と報告され、改善の一途を辿られています。
しかし、白内障に関しては『以前よりやや悪化、以前より見えにくくなっている気がする』との事です。
また、前回の相談会で導師様から頂いた低霊性意識を昇華し、リアル霊格を適性霊格まで高め、エネルギーを100%以上にするためのイニシエーションのお唱えは、
やってみようと取り組むものの、全く集中できず諦めてしまったそうです。。。
親御様としては、彼が周囲の一般的な若者と同じ楽しさ優先の三次元の現実を生きている姿を見て、
霊性生活を送るのは難しい年代だと理解しながらも、それではなかなか治癒に向かわないのではないかと心配されている状況です。

『祝詞や心経はなかなか出来ないでしょ?若いから、こんな辛気くさいのできないだろうな。
意味を見出せないと、なかなか出来ないよね。続けられないというのもあるし、やっても無駄だと思う自分もいるよね。
これは地道な作業なんだよ。
君は、かつてスポーツ選手としてネットに掲載されるくらい活躍していた時があった。
これも、そのレベルに達するまで地道な訓練をしていたからだよね。
自分がトップにいた時、”やったー”って気持ち良かったでしょう?
君はそう言うのを欲しがっている。人からの称賛。
白内障の原因は、「賞賛されたい」「チヤホヤされたい」という強い欲求にあったね?この思いは、前々世で絶世の美女だった事に由来していたよね?
今世は男として生まれ、人から称賛されるスポーツ選手になったけれど、夢半ばになり、続けられなくなり、ドーンと落ちた。
チヤホヤされる状況でなくなってしまった。絶望。これが君の状況。
ご神仏様がいるならば、君の前途を断つような事をするのか?とご神仏を疑いたくもなるよね。
ご加護無く、残念な気持ちになるのも分かるが、長いスパンで見ないといけないよ。
大人になるって言うのは、諦めの連続なんだよ。』

とらこ先生は、ご自身の人生を振り返り、どの様に霊性の世界に導かれていったのかをクライアント様に話されました。
クライアント様はじっと黙って聞いていました。

『はっきり言って、君はガキだよ。
だから、今回は、サポートφ幼児性を出すね。
幼児性が鎮まっていく事によって、地に足がつき、目が悪くなる中で、自分がすべきことが解ってくる。
自分は幼稚なのだと理解して摂らないといけないからね。
一期一会。だから、この機会に君と話をしたいんだ。
凡事徹底。思い通りにいかない事を耐えるんだ。霊性の道に行くしかない。
どうして私の所に来るのか?お母さんに言われたから?』

クライアント様:『今回は自分で申し込みました。』

とらこ先生:『誰がそうしたと思う?』

クライアント様:『自分の魂』

とらこ先生:『君のピュアな魂が、私の所に来たいと思ったから自分から率先してきたんだね。これは肉体よりも大事。
これをないがしろにしてはいけないよ。私の思い通りに行かなかった話を聞くのは嫌かもしれないけれど、それこそが大事。この地球という所が修行の場だと理解しなければならないよ。』

そして、今回、導師様から頂いた霊的見解を伝えられました。

【霊的見解の概略】
彼はじっとしているのが苦手で、常に体を動かしていないと不安を感じる傾向があり、多動的な一面が見られますが、本人に自覚はありません。
楽しいことや派手な活動を好み、責任や地道な作業を避ける傾向があり、幼児性が強く残っています。
注目されないと物足りなさや寂しさを感じてしまい、活躍できない状況に悲しみも抱えています。
大人になるためには、自分の課題を自覚し、向き合うことが必要です。


とらこ先生が、このクライアント様の低霊性意識(幼児性)に対して出された聖水と祈りのレメディーは、

☆ Manai-w. (真名井神社の水)
自分のことを評価してもらいたい、賞賛してもらいたい、注目されてちやほやしてほしい。そういういい人、偉い人、できる人願望がある。よく思われて当たり前という意識があって、思われないと不満を持つ。不満が評価しない相手に向かうのではなく、頑張れない自分に向かう。なんて自分は駄目な奴、頑張りが足りない奴、努力が足りない自分は駄目と自分に対する苛立ち、自分を責める。。。

☆ Kojyo-w. (廣拯院の手水)
他者から認めてもらえない悲しみ。評価されない悲しみが癒える。

☆ Shaka-T. (釈迦堂 釈迦如来)
自己を卑下する悲しみを癒してくれる。自分は価値がないんだ。相手にされないんだ。無視されたとか、頑張っても認めてくれない。自分は駄目な奴なんだというところの悲しみになってしまう人に自信を与える。悲しみにならないようにしてくれる働きがある。落ち込み難くなる。

そして、このクライアント様の心身の症状を特徴を捉えて選ばれたレメディーは、Ammonium carbonicum(アンモニューム カーブ / 炭酸アンモニウム)でした。

体内にアンモニアが多いと、『嫌だな、やりたくないな』という気持ちになってしまうそうです。
また、疾病ご利益と関係している、Varicellaノゾーズのレメディーも選ばれていました。

。。。どれも幼児性を癒す助けとなってくれるレメディーばかりですね。

とらこ先生からクライアント様への声がけは、慈愛ある叱咤激励。
クライアント様が心の奥底に封じ込めている『称賛されたい強い欲求。活躍できない悲しみ』が昇華され、より明るい未来へ導かれる事と思います。

とらこ先生、本日も、素晴らしい相談会をありがとうございました。


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