フランス・シャンパーニュのホメオパティック醸造ワイン

フランス・シャンパーニュのホメオパティック醸造ワイン

今日は名古屋の素敵なフレンチレストランで出会った、自然派ビオワインをご紹介させていただきます。こちらのレストランでは朝摘み有機野菜を使用するなど、体に優しいフレンチを提供して下さるのですが、そのこだわりはワインにも徹底されています。
お店に伺った際にホメオパシーの会社に勤めていることをお話しすると、とっておきのワインがありますので、と持ってきていただいたのが、シャンパーニュ産のホメオパティック醸造ワイン。

世界でも高名なワインの産地シャンパーニュでは、ブドウにエネルギー与えるために、ルドルフ・シュタイナーのビオディナミ栽培方法を採用するワイン農家が存在するそうです。また、それらのブドウに対してホメオパシー的ワイン醸造を行うことにより、ワインの風味や気品、力強さが格段に高くなるとのこと。

具体的にどのような手法で醸造されるのかお店の方に質問した所、ホメオパティック醸造ワインの特集が組まれている雑誌を見せていただきました。

まずビオディナミ栽培のワインを発酵させ、発酵が終わったタンクの中に、オークの樹皮の小片を11日間入れるそうです。その樹皮はスピリチュアルな力が宿っている森で、樹と友達になり、樹の承認を得てから少し剥ぎ取らせてもらうとのこと。

こうして出来たワインをブレンドする前に、醸造所内のひとつの樽から少量のワインを容器に取り、それ以外の全ての樽からワインをスポイトで1滴づつ入れて撹拌します。こうしてブレンドされたワインを元の樽に戻すと、その樽のワインは、他の樽の情報をすべて受け取ることができるそうです。この作業を醸造所のすべての樽に対して行います。この作業している人々は、ワインに対する敬意と、何をしたいのかという目的意識、何をしているのかという自己認識について、全員が同じ精神を共有する必要があるそうです。撹拌や意識の在り様等はレメディー作りに通ずるものがありますね。

また、通常ワインを醸造する際には酸化防止剤を使用しますが、ビオワインには酸化防止剤は基本使用されません。ただそれではワインの変質や酸化が起こってしまうため、様々な手法が研究されているそうです。こちらの雑誌では、水に酸化防止剤を極微量たらして情報を転写し、その水を極微量ワインに添加するという、まさにホメオパシーそのもの!といった手法が紹介されていました。

実際に飲んでみると、他のワインを飲んだ時に感じる酸化防止剤の臭みがなく、軽くさらりとした舌触りで、すーっと体の中に入ってくる感じがし、とても美味しかったです。時代を先取りした革命的醸造法でつくられたホメオパティック醸造ワイン。皆さんも是非一度お試しください!