2019年02月03日(日)

2019年2月3日(日)

CHhomアニマルホメオパス1年制コース
「動物の感染症」
講師:平先生

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(写真クリックで拡大します。)

本日アニマルコースの第4回目の授業が行われました。テーマは「動物の感染症」。講師はCHhom5期を卒業された、平良先生が登壇されました。

平良先生は獣医師の資格を持たれ、また感染症を研究されているスペシャリストです。

講義の本編では、まず感染症とは何なのか?から始まり、重要な感染症に関して、マスコミ等での情報提供で周知されている現状、また動物のかかる感染症に関して、研究結果の事例、また自身の体験談等と、様々な見地からお話頂きました。

受講された学生には馴染みのない名称も多かったと思いますが、オリジナルのわかりやすいイラスト、組織図や写真によって詳しく知る事ができました。

学生の皆さんは、感染症の基礎から動物に関しての感染症に至る深い学びが多く、実践的であり、貴重な講義になったと思います。

CHhomの特色は各分野の専門的なスペシャリストから学べるというのが大きな魅力です。平良先生は質疑応答にも丁寧に対応され、学生たちとの対話も交えた充実した講義となりました。

平良先生ありがとうございました。

講義の感想

●今日の講義は本当に為になりました。感染症に関しては漠然としたことしか、わかっていませんでしたが、感染症とは何ぞやということが明確になったような気がします。これをおさえてるといないとで、レメディの選び方にも差が出てくると思います。今日の内容は動物コースだけではもったいないと思います。是非、4年制コースにも組み込んで頂きたいほど、インフルエンザに関しての知識も高まりました。平良先生、今日は本当にどうもありがとうございました。

●とてもリラックスしたお話の仕方で聞きやすく分かりやすいと思いました。マニアックな内容かもしれませんが、むやみに感染症を怯えないように人々に伝えるためには、その細菌やウイルスの構造や特徴、作用機序を知っておくと、根拠のある説得力となるので大切な勉強だと思います。平良先生のような科学者の方が「薬やワクチンではいたちごっこにしかならない。それより人間側が自己治癒力を高める方がいい。」とおっしゃっていただけると多くの方に自信を持ってもらえるだろうと思います。流行していない時のウイルスの遺伝子がヒトのウイルス遺伝子の中に潜んでいて、かかる必要な時にヒトの遺伝子がそのウイルスを作り出し感染症に見せながら老廃物を出すことができる、これはまさにマヤズムだという仮説、とてもおもしろく関心を持ちました。アニマルウェルフェアについても、個人的にも思いの強いカテゴリーですが、鶏の利権のことは知らなかったのでためになりましたし、悪徳ブリーダー等によりその動物がその動物らしく生きられない環境というものが自己治癒力を低下させ、感染症にかかりやすくするというのは全くもってその通りですね。ブロイラー鶏の屠殺の現実、絶句しました。我が家では猫に生肉の鶏肉(平飼い)をあげたり自分でも食べますが、複雑な思いを抱きました。多くの情報をありがとうございました。

●動物の感染症に特化した講義とのことでしたが、動物だけでなく感染症について理解を深める本当に素晴らしい講義でした。細菌とウイルスの構造を図解頂き、なぜウイルスには抗生物質がきかないか、初めて理解することができました。ワクチンの作用機序についても同様です。平良先生の講義は動物コースだけではなく通常の授業でも必須だと感じました。

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