2013年01月20日(日)

1/20(日)【全国・DVD上映】
ジョージ・ディミトリアディス氏講演会 2日目が開催されました

昨日1月19日(土)の英国からの前半部分ライブ中継に続き、本日20日(日)後半のDVD上映が行われました。

ディミトリアディス氏の明快な解説によって、ハーネマンのマテリアメディカがいかに大切な原典であるかを認識させていただきました。
TBRとMMを照合するだけでなく、MMの引用元も確認して、MMの症状が正しいか確認までしっかり行うディミトリアディス先生の着眼点のするどさや、その作業に取り組む粘り強さにも感服させられた。

今回の授業を通して、ハーネマンのマテリアメディカの偉大さとハーネマンの足跡を学ぶことの大切さを教えられました。
ハーネマンに迫るディミトリアディス氏のパッションの講義に参加者は熱意をもって取り組んでいました。

ホメオパシーの基本はやはり、マテリアメディカにあることを理解できました。
ディミトリアディス先生、今回も素晴らしい講義ありがとうございました。

合わせて、ハーネマンの純粋マテリアメディカを基につくられたボーニングハウゼンのレパートリーをCHhomで使える環境にしてくれたディミトリアディス先生及び由井学長に感謝します

講義の感想

●TBRのルーブリックとMMの関係を知る上で、今回の講義は非常に重要です。各レメディーの膨大で広範な症状をTBRとしてまとめるとき、ルーブリックは最大公約数化しなければなりませんでした。例えば、レメディーA:「黄緑色の便」・レメディーB:「深緑色の便」・レメディーC:「緑色の便」で、それぞれをルーブリック化すると、ルーブリックが膨大になってしまうので、まとめて「緑色の便」というルーブリックにしているということがわかります。なので、TBRでレメディーを割り出しても、そのレメディーのMMを確認して実際のクライアントの症状と合っているか照合しないと、レメディーが外れる可能性もあるのです。また、ディミトリアディス先生は、TBRとMMを照合するだけでなく、MMの引用元も確認して、MMの症状が正しいか確認していらっしゃいます。RAのIgn.を確認するのに、先生は9ヵ月もかけたそうです。先生の緻密な作業には頭が下がります。ハーネマンもボーニングハウゼンもスゴいですが、ディミトリアディス先生の作業もスゴいです。必ず後世のためになります。私達は、先人達の膨大な研究の積み重ねによって、ホメオパシーとレメディーの恩恵を受けることができているのだとよくわかる講義でした。本当に感謝です。

●ハ-ネマンがやってきた細かい仕事量に驚かされた。文献を見つける着眼点のするどさや、その作業に取り組む粘り強さも感服させられた。これだけ綿密に積み上げられた知識だから我々が現代において恩恵にあずかれるのだなと思った。原因となった物質をレメディ化したものを処方するのではなく、症状だけを見て処方するというのが、勉強になった。

●まだ入学前なので、ホメオパシー自体の知識も乏しいので、理解が難しいかなと思いながら参加しましたが、わかりやすく、とても面白かったです。日本語しかわからないので、原書を読むことはないかなと思いましたが、原点に戻ることの重要性を教えてもらいました。今後、色々なことを勉強していくのに、とてもためになる基礎を学べたのではないかと思いました。

●ハーネマンのマテリアメディカは、原典であり聖典なのだと思いました。興味を持って読んでいくことで、多くの答えが見つかるのですね。ディミトリアディス先生の探究心を尊敬します。ありがとうございました。

●ディミトリアディス先生のお話を伺っていて、MMの大切さを改めて感じました。一つのレメディーを追求するのにかかる時間を伺うと気が遠くなりますが、一生勉強で取り組まなければならないのだなと強く感じました。後半の特異性のお話はMMの授業で1度、2度のものにも注目するということとつながりました。ハーネマン氏の熱心さにも脱帽ですが、ディミトリアディス先生の忍耐力、情熱にも脱帽です。ありがとうございました。

●ハーネマン、由井先生、ボーニングハウゼン、ディミトリアディス、偉大な先輩、先生に改めて敬意を捧げたいと共にCHhomで学ぶことが出来る喜びを感じます。純粋マテリアメディカをよく読んでいくことの大切さと必要性がわかりました。「ルーブリックは言葉に過ぎない。その略されたものが本当に意味するところを読み取るためには、ルーブリックで出たレメディーのマテリアメディカをすべて読む必要がある。」の言葉が印象的でした。様々なことがまだまだわかりませんが、1つ1つみていくことと、全体を見ていくことをしながら進んでいこうと思います。

●TBRは自分が思っているレメディーが正しいかどうか確認するために使用しているとおっしゃった事で、ホメオパシーの基本はやはりマテリアメディカにあることを理解しました。ハーネマンの純粋マテリアメディカを基につくられたボーニングハウゼンのレパートリーを使える環境にある私達は本当にラッキーだと思います。RA・CK・TBRまだまだこれから学ばなければならないと感じます。ずっと勉強し続ける事でしかホメオパシーは身につかないとつくづく思いました。

●ケースについて、どの情報をピックアップするのか、どのルーブリックを選択するのか、誘因ではなく症状についてレメディーを出す事等を教えて頂きありがとうございました。もっとじっくりTBRとマテリアメディカを読んで学ばなければ、今のやり方では使いこなせないと感じました。ハーネマン先生は長きに渡り、偉大な仕事を成し遂げられたのがよく分かりました。プルービングについて少し考え方が変わりました。ありがとうございました。

●ハーネマンの言葉を現代に正しく伝える伝道師だなーと毎回尊敬しながら聞いております。毎回ウィットのきいた言い回しハーネマンの言葉を正しく伝えるパッション素敵だと思います。本当にありがとうございました。

●今回も面白かったです。ルーブリックの選択etc.はいつまでたっても課題であり、もっとまじめに注釈も読み込まなければと反省しました。一番の収穫は「基調の飲食から悪化は“好きなのに”悪化」というところで目からウロコでした。ゆっくり復習したい講義です。ありがとうございました。

●ハーネマンの研究には、パッションがあり、(はじめて私はハーネマンの気持ちを考えてみる気になって)いろいろ考えを整理していった人だった事を感じることが出来ました。私も少しハーネマンのまねをしてみようと思います。すでに55歳ですが、これからこの肉体を去るまで、ゆっくり研究していくつもりのパッションが少し起きました。ルーブリックの見つけ方もその辺からさがせるようになると良いなあと考えております。気が遠くなります。ありがとうございました。

●分散してMMにのっている症状を再統合して1つのストーリーにまとめると症状の進行がとても明解に理解できるとわかり感動しました。「原典にあたる」というのがやはり決定的に重要だと感じました。ありがとうございました。

●ストーリーの中から基調を選び出す難しさはやはり時間をかけて多くの書物にあたり、TBRへ戻る必要があるようです。どうしてこの項へ至るのかがまだよくわかりません。また「脈がとても小さく弱い」というものと「脈がかなり強い」というものを同時にもつクライアントもどうしたらよいのか?難しく感じました。経験と探究の大切さを教えていただいた講義でした。

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