ホメオパシー 体験談紹介
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タイトル Nat−m.をとって、数ヶ月おきに父の夢を見るのですが、不思議なことにその度に父が元気になり、昔のたのもしいやさしい父に戻っているケース
投稿日: 2005/08/25(Thu) 12:52
投稿者東京都・とらのこ会員・女性41歳

[2005年08月01日(月)]

 ホメオパシーを始めて3年ほどになります。今日は私の不思議な体験をお話ししたいと思います。
 ホメオパシーを始めた頃、頭痛か何かでNat-m.30cを一粒口に入れ寝ました。すると明け方5時頃夢をみました。その夢は、末期ガンで亡くなった父が病床で苦しみ、まわりを家族みんなが取り囲んで励ましている、という夢でした。

 父の顔も亡くなる直前の痩せこけた悲しい顔をしていました。私は枕元で泣き叫び、兄姉や母も励ましながらもあきらめの顔をしていました。泣いて泣いてうなされているところを隣で寝ていた主人に揺り起こされました。目が覚めて夢だったとわかっても涙が止まらず、のどのところに何かが詰まっていてしばらくは嗚咽を繰り返していました。父が亡くなってもう18年も経つのにまだこんな夢を見るなんてという思いと共に、でも私にはなんとなく理解できました。

 私は高校卒業後2年という約束で上京し,短大に通いましたが、約束を守らず東京で就職してしまいました。父はあまり多くを語る人ではなかったのですが、母によると、一人離れた土地で働く私の事を他の兄姉より何より心配していたそうです。働き始めて3年ほどした頃、すこしはゆとりもできたので父と母と3人で温泉にでも行こうかと誘ったところ、父が胃がんであまり長くはないことを知りました。

 私は今までの親不孝を悔やみ時間を見つけては実家に帰りましたが、入退院を繰り返していた父は薬のせいもあり性格も変わってしまい、私も素直になれずどうしてもやさしく接する事が出来ませんでした。以前の父は、身なりもきちっとしており矍鑠としていたのに、痩せて人相も変わり性格まで変わってしまった父と接するのが恐かったのかも知れません。心の中では「心配かけてごめんね」と思ってはいても口に出す事は出来ませんでした。その思いがずーと心の中にあったのか、ある日急にNat-mによってほりおこされた感じです。

 そして、何ヶ月かしたある日また夢に父が出てきました。が、今度は以前より元気になっており病気ではあるものの、普段のようにいつもの椅子に座っている父でした。その時も私は父が元気になっている喜びとまた会えたうれしさで泣いていました。

 その後数ヶ月おきに父の夢を見るのですが、不思議なことにその度に父が元気になり、昔のたのもしいやさしい父に戻っているのです。まわりの色も明るくなっている気がします。今まで父の夢を見たのは4回で、いずれもNat-mをなめた日に限っています。(Nat-mをなめればいつも見れるわけではないのですが・・・)

 私は今までずーと父の死にとらわれ、父が病気になったのは自分のせいではないか、私が心配かけなければ病気にならずにすんだのかも、と心の中で思い続けていました。父が亡くなった時も悲しみの中で、ごめんねごめんねと叫び続けていました。その思いが癒されないままこの歳まできていた事をこの不思議な体験であらためて知ることが出来ました。

 泣いてうなされて起きるのに、起きたあとはすこしずつ気が楽になり、今は、(父との最期はとても辛かったけれど、思い起こせば色んな楽しい思い出もあるし、なにより最期の時に手をとってさすってあげられただけでもしあわせだった)と思えるようになってきました。次はどんなに元気になった父に会えるか楽しみです。その時は、泣かずに昔話でもできたらと思います。

由井先生
嬉しい体験談ありがとうございます。ホメオパシーのすばらしさはここにあります。もう済んでしまったことと心の奥深くにしまい込んだ父への想いは、癒されないまま18年間Nat-murを待ち続けたのですね。お父さんは自分のことで悔やんでいて罪悪感になっている娘に伝えたかったのでしょう。
「私のことより自分自身を生き抜くんだよ」って。

管理人
貴重な体験談ありがとうございます。