『Nux-vを使いつづけたケース・サポートレメディーの効用』

日本ホメオパシーセンター東京本部
上村 悦子/HMA認定 No.1023

主訴:過呼吸発作
 神経の薬を10年間とりつづけてきた患者さんということで、初回は慎重にサポートレメディーから始めたが、それが思いのほか効果的で、ひどい悪化を起こすことなくスムーズにクライアントを治療に引き込むことができた。
 新米ホメオパスにとって、治療の面だけでなく患者さんの信頼を得るためにも、臓器サポートレメディーが大きな力になることを実感したケースである。
 また、ひとつのレメディーで薬害と精神・身体症状に対応できたため、同じレメディーを何度も使いつづけ確実に症状の回復を見せたケースである。
 私の体験の中では珍しいケースであったのでそのアプローチを報告する。





『ホメオパシー療法を通して行われた家族の再生記録』

日本ホメオパシーセンター徳島鳴門
松村 亮一/HMA認定 No.1056

 初回、相談者の基本データーから、根本体質のCalc-Carb、今の状態のNat-mur、Opiumなどが考えられた。この時、私との人間関係が出来ていないことから、相談者が現在の状態になった真の理由を語っていないと私は感じた。そこで、今の状態であるNat-murの高いポーテンシーに絞って様子をみることにした。
 2回目の面接の時、私から見れば変化を感じたが、相談者はレメディーで変化したとは考えていなかった。
 3回目は来ない可能性も感じられたので、レメディーの複数投与も考えたが、やはり今はNat-murだと判断し、リピートした。
 そして3回目の面接で相談者の心が動き、今の状態を引き起こした要因となる出来事を話してくれた。その瞬間、麻痺が解けて行くキーワードを感じたので、話しながらOpium1Mを5分おきに10粒摂ってもらった。これは私がよく使う方法で、その人の心が動く時、そこに応じたレメディーを摂ってもらうことでそのテーマの感情がスムーズに出せる。
 このケースでのポイントは、その人の、その時のありようにレメディー選びの焦点をあて、そのレメディーを信じられたことにあると思う。


 


『2回のけい留流産経験のかたへの
 妊娠出産母乳育児へサポートとホメオパシー治療』

日本ホメオパシーセンター熊本武蔵丘
宮崎 日出子/HMA認定 No.1058

 私たちは生活の快適さと便利さを追い求め、今日の豊かさを築いてきました。この豊かさは私たち人類の明日への繁栄に繋がるのでしょうか。
 自然からかけ離れたら、かけ離れた分本来の姿に戻るのにはエネルギーが必要となってきます。
 今日本が抱える母子保健の最大の悩みである不妊や少子化、乳幼児虐待は、私たちが余りにも便利さや人工的豊かさを求めてきた代償ではないかと思わずにはおれません。
 私は日々の助産師活動の中で、私たちにふりかかってきそうな火の粉又はふりかかってきた火の粉は出来るだけ早く消火できるよう予防保健を提唱してきました。
 その中でホメオパシー療法も取り入れ、2回のけい留流産後妊娠・出産・母乳育児がスムーズに行った症例を発表します。




 
『配偶者の死を乗り越えて
 −パートナーと死別したことからくる精神的問題−』

日本ホメオパシーセンター東京本部
岡本 祥子/HMA認定 No.926

 60代の女性。夫を5年ほど前に交通事故で亡くした。以来鬱状態を経て、やる気、体力が出なくなる。燃え尽きた感情が常にあり、後悔しているのに涙が出ない。
 後悔というのは、夫が交通事故に遭った時に別の男性に片思いしていたということと、夫が万一寝たきりになったりしたら厄介だと一瞬でも心によぎったことからで、悲しみと共に深い罪悪感を感じている。
 付随する症状としては左耳に耳鳴り、外耳の痒みがある。また、死に対する恐怖が強くなっている。相談会では死別の悲しみ、罪悪感、疲労感、死への恐怖、身体的症状などを考慮してレメディーを処方。それと共に過去から現在までの自身の精神面を振り返り客観的に見つめなおすことをレメディーと相談会を通じて行った。
 このケースの場合は特にPhos-ac.が強く作用し、一時的な高熱、疲労感などを経て、3回の相談の後、4ヶ月後には精神面が大きく改善し、身体面でも体力が回復し、遠方に旅行に出かけられるまでになった。
 このようにパートナーと死別した方のケースは私自身何度か経験している。カウンセリングやグリーフワークなどの活動が欧米に比べ立ち遅れている日本において、ホメオパシーがこの分野において貢献できる面は大きいと感じている。



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