2015年07月05日(日)

2015年7月5日(日)

CHhom プロフェッショナルホメオパス CH3・4期
「TBR演習」
講師:由井学長

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(写真クリックで拡大します。)

今日の講義はTBR演習がテーマでした。

演習問題や実際の由井学長のケースを見ながら学生の皆様が、自分ならケーステイクのどこにポイントを置くか、クライアントの問題点は何か、どの症状を重視してレメディー選択に繋げるか...などを考え、意見を出し合い進めるホメオパス体験学習のような内容でした。

今日紹介されたケースは、長年患っていた聴覚の問題が、由井学長の選択レメディーで 劇的に改善した症例など、ホメオパシーの素晴らしさを感じるものであり、それと同時に適切なレメディーの選択が求められる難しさも感じられました。

治癒に導くためには病理やマテリアメディカを熟知して、最善のアプローチを行うことが必須です。学長の洞察力や経験に基づいたメソッドを吸収しようと、学生さんたちの学ぶ姿勢はとても真剣です。

最後に紹介されたケースは本当に考えさせられる内容でした。

延命治療で生かされている男の子を持つ母親に語りかける、由井学長の言葉がとても深く、見る私達の心を打ちました。

これからホメオパスを志す者たちにとって非常に重要なメッセージが込められた命の授業となりました。

由井学長、本日もありがとうございました。

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講義の感想

●今日の内容もとても濃くて大変勉強になりました。とらこ先生が、わたしたちにわかりやすいように、状況をみながら教えて下さるのがとてもありがたかったです。・レメディーのもつエッセンスは、マテリアメディカでただその言葉だけを見ているだけだと、全然わからないなと思いました。想像力がすごく大切だと思いました。ホメオパシーは奥が深いので、洞察力と想像力、分析能力など、さまざまな力が合わさることで、よりよいレメディーを選ぶことができるんだなと思いました。とら子先生には、いつも感謝です。こうして学ぶことができるのも、CHhomのみなさんのおかげだと思います。本当にありがとうございました。

●最後の寝たきりの子の症例はとても印象的でした。本人に、というより看取る母親を対象としてレメディーを選択するという目線が勉強になりました。私の専門分野が正に遷延性意識障害だったので、どのようにホメオパシーがそうしたクライアントに対処しているか、知ることができ(というより由井先生のお考え、哲学、生き死にへの深い信念を知ることができ)参考になりました。寝たきりの人々が病院にあふれている不自然な生を無理やり強いられている現状をいつも見ており、自然の死に方ができないことに、いつも現代医療の矛盾を感じていました。先生の死生観を、授業を受けている学生皆でシェアしたくて質問させていただきました。皆もホメオパスとしての立ち位置を改めて自覚されたのではないかと思います。ありがとうございました。

●今日も何点も、もやもやしていた点が、「流れ」のように見えてきた感じがしてます。そして、最後のケースの延命について・・・改めて考えさせられました。本人を見ながら、彼は、何を考えているのか・・・お母さんが泣き崩れると、かすかに首をかしげ反応していた・・・伝えたいのに自分の手で、お母さんの頭をなでてあげたいのにできないのであれば・・・などと考えていたら、苦しくなりました。ホメオパシー、出会うことができて、本当に良かったです。感謝しかありません。今日も一日ありがとうございました。

●TBRの引き方やレメディーの選び方などとても勉強になりました。自分の選ぶものはまだまだだなぁと思うので、勉強をがんばろうと思います。色々なケースがありましたが、最後の5才の男の子のケースは色々と考えさせられました。確かに、色々な医療が介入してようやく生きている状態を維持出来ている状態は、自然ではないのかのしれませんが、お話も出来ず何もわかっていないように見えていた、自閉症の子が字が書けるようになったら、とても色々な事をわかっていたというようなケースもありますし、生きていることが不自然であると、言いきってしまって良いのかなと、正直思ってしまったりもしました。生きているだけですばらしい事なのではないかと思うこともありまして。ホメオパシーの勉強をしつつ、そういうこともこれから考えていけたらと思います。 

●本日も1日ありがとうございました。チューブを体中につけていいものかどうかは、当人が決めることかと思いますが、今は延命治療というのが当たり前になっていて、それに疑問を持つことすら、なかなかないのかと思います。私は今バイトで動物病院の受付やっていますが、どの飼い主さんもほとんどが最後の最後までそういった治療を選択しています。大体は皮下点滴いれた後、容態が急変して酸素吸入し始め、心臓をドンドン押して・・飼い主さんはそれを見ても頑張れ~と声援を送っています。それが使命と思っていますが、私は由井先生に聞いてそこまですることがいいのか?という気持ちが出てきました。今年の4月、私の大好きな飼い猫(うちで飼ってた)が亡くなりました。今思い出しても本当に辛いものですが、どうしたら自然といくのか?一番いい方法なのか?と今でもまだ考えるところがあります。自分なりにいろいろと消化して一番いい方法を考えていきたいと思います。ありがとうございました!

●人の気持ちの奥深いところをくみ取るには、その人にどれだけ寄り添ってあげられるかだと思いました。どのクライアントさんにも、本当に苦しんで悩んで、過去(胎児期や過去世までも)も引きずって、相談会の戸をノックしてくるのですね。どんな方にも心広く、心深く接する寅子先生は素晴らしいです。見本にさせて頂いて、少しでも愛ある人になりたいと思います、本日もありがとうございました

●今日もパワフルな授業をありがとうございました。慢性病(症状)が沢山ある方だと、まだルーブリックが上手く見つけられませんが、その人だけの特徴、よく注目して探していきたいです。ホメオパスとして、何が大切かという事もお話しありました。心に響く話しでした。日々、いろんな事に感謝して、また勉強に励みたいと思います。どうもありがとうございました

●演習問題ではルーブリックをピックアップするのが難しかったです。主訴が複数ある場合は、主たる症状を決めてそれを中心にピックアップしていかないといけないことを学びました。最後のケースでは看取りについて考えさせられました。私の祖母が10年ぐらい寝たきりで、最後の2~3年は病院で管が付けられていた状態で102歳まで生きていたけれども、それはどうかなと当時から思っていました。看取り老人ホームが早くできるのを期待しています。

●たいへん深い深い授業でした。主訴をいかにルーブリック化するべきかということも難しい。こっちよりこっちの方がこの場合はふさわしいという選択が難しい。そういう言語化できている症状さえ難しいのに、さらにその奥にある、そのクライアントさんの思いや気質を見極め、マテリアメディカの中から、ピーンとくるものを察知する難しさがあります。由井先生もすごいし、他のホメオパスさんたちもすごいし、他校の生徒さんたちもすごいです!!いやはや前途多難・・・でも投げ出したくはならない自分を、ほめてあげたい(笑)。ありがとうございました。

●昨日に引き続き、本日の「ホメオパシー方法論」もとても難しかったです。症状は1つの場合はルーブリックを選ぶことができるのに、症状が複数になるととたんに混乱してしまいます。でも演習問題をする中で、以前よりも少しわかってきました。主たる症状は何か。随伴症状は何か、別の病気なのか、優先順位はどうかを1つ1つ見ていくことが興味深いです。と同時に、マヤズム、マテリアメディカ、病理がまだまだわかっていないと改めて思いました。サポートの選び方も難しいです。その人の特徴的なところをつかむのも、ルーブリック化ができませんでした。複雑な現代社会に対処できるホメオパスへの道のりは遠そうですが、肝心なところを見ることができるよう勉強していきます。本日もありがとうございました。

●本日もありがとうございました。いくつものケースの中で、複雑に複数の症状が出てくる時、それがコンコミタントなのか、全体的に見てまた一つ一つのルーブリックを探し出すことが時間もかかり大変でした。三次元処方によって長年の耳鳴りが改善されたケースは素晴らしいと思いました。人は苦痛や苦しみがあるとそこへ集中する意識が、改善されるとそれが当たり前のようにすっかり忘れてしまうほどのものなんだなぁと思いました。何も苦しみのないこと、普通に歩けたり、話せたり、聞こえることがとてもありがたいことなのだと改めて思いました。生きている事に感謝。

●レメディーを選ぶために、クライアントさんの言葉や全体像のどこに着目し、引っ張ってくるのか、本当に深くて難しく、でも充実感あふれる1日でした。表面的でないレメディーの理解、人間の理解、まだまだ学ぶことばかりです。死について、日本人の寿命と健康寿命の大きな隔たり、先生のご意見に同感です。死に対する「恐怖」が人々を医療に向かわせ、不本意ながら、スパゲッティー状態で死を迎えてしまう根本があるのかなと思いました。

●昨日に引き続き、ケース分析、TBRの選択するという実践的な内容でした。ヒントを沢山もらって、やっとTBRを引けるような感じていますが、由井学長の説明でわかってきたような気になってます。イヤなもの、ききたくないモノは、自分が親から言われてきたコトが、すーっと腑に落ちました。1つ1つのケースに、1つ1つの授業に先生の深く考えられた愛情を感じずにはいられませんでした。今日もありがとうございました。

●分析を聞いているととても納得しますが、はじめから自分で分析すると、はじめのとっかかりが難しいと思いました。5歳の子のケースにはグッときました。現代医療は苦しくとても苦しく生かしてしまうのだと改めて思いました。このお母さんのような状況の方に少しでも楽になってもらえるように接するのは本当に難しいと思いました。とら子先生のようにはいきなりできないので、今の自分にできる誠実な思いで自分なりに接することから始めていくしかないかなと思いました。(初めから大変な人は来ないそうなので・・・)自分はどう生きるのか、という問題なのだろうと今日思いました。現代医療ではなく、ホメオパシーで生きる生き方を選ぶ、自分はそう生きるということなのだろうと。ホメオパシーに出会えて本当に良かったと思います。こういう生き方を選べて幸せに思います。

●最後のケースはとても考えさせられるケースでした。私も本人以外の人が死の責任をとりたくないから生かしていくのでは、また身内だとどういう形でも生きていてくれるだけでもよい。とくにそれが、自分の子どもだと特に死なれたくないとも思ってしまうのは人の常だと思う反面、そのような生けるしかばねの状況で生きつづけることは、本当にその家族にとって必要なことなのか、ひさしぶりに考えるきっかけとなりました。「人間の死はあわれではない」この言葉は、今日私の心に残りました。

●今日は方法論、TBR演習の講義でしたが、とても勉強になりました。相談会のケースを病理やレメディーの特徴を見ながら、そのクライアントの際立つ症状を見極めてルーブリックを選択して、最同種のレメディーを選んでいく。4年生になって少しずつ慣れてきたからか、面白さを感じました。病理もやっぱり面白いですね。もっと勉強したいと、前向きな気持ちになりました。ありがとうございました。

●昨日に引き続き、ケースのルーブリックを自分でピックアップし、適合レメディーを探り出すのは、実践においてとても力が付くような気がします。同時にMMの深いところ、エッセンスも合わせて学べるので非常に役立ちます。最後のCocc.は2年の時に学んだにも関わらず、寝不足、寝不足からくる不調、乗り物酔い程度の知識しかありませんでした。看病するということは最後の瞬間を見届けたいということですよね。最後のケースのお母さんが前を向いて歩いていけるよう、そして、子どもがいなくなってしまうことの恐怖を手放していけるよう願います。

●<5歳の男の子>ケーステイクで一度、以前に拝見したのですが、うちの息子と同じ年齢で元気な5歳児のはずが、胸が切なくなります。よい形で今世を終えて、転世があるのかわかりませんが、あるなら、また来世を迎え、元気に走りまわれるとよいな。先生が症状をとらえてルーブリックを選択する上で比較する基準があると思います。「ふつう」と違う…「ふつう」とは何かがわからないとですね。

●今日もありがとうございました。聞けば聞くほど由井先生の処方に深い考えがある事がわかり、胸がじーんとなりました。様々なケースを見ていくと、その症状が複雑化した中で病理を見抜くにはもっと勉強が必要だということを実感しました。病理を見誤ると全く違うレメディーが選び出されてしまうのを知り、ますます病理の勉強の必要性を感じました。 

●久しぶりのTBR演習で緊張感がありました。4年間続けてきて少し引き方のコツがつかめてきたような気がしましたが、「偏頭痛」をルーブリック化するのに、苦労しました。最後のケース、「命」「生きる」とは何なのか考えさせられました。今日はとても深い授業でした。ありがとうございました。

●かなり理解できたが、一方でTBRの扱いがまだまだ不慣れであると痛感した。学校にいる間は書籍での使いこなしに慣れたと思う。PC・TBRもそれをベースにしないとダメだと思っている。しかし、TBRを使う為のルーブリックはかなり拾えるようになってきた。ケース演習で自信をつけていくべきだと思うものの時間もお金も・・。

●昨日のケーステイクの授業でも患者さんが訴えている症状のどこをピックアップするのか難しいと感じていたので、今日の授業はとても参考になりました。やはり、症状が複数ある人は難しいと感じました。TBRの中でも似たような症状の記述があるので、どれを選ぶかでレメディーが全く変わってしまう時があるので、注意して見極められるようにしたいです。最後の5歳児のケースは見ていて、いたたまれなかったのですが、レメディーを出すのも声掛けをどうするかも難しいケースだと思いました。

●レメディーを選択するとき、由井先生はよく、TBRで出ていても「○○○はまだだ。」とおっしゃいますが、その出すタイミングというか、順番がよくわかりません。参考図書などあれば教えて下さい。私の同居していた祖母も最期は、生きながら腐っていたと思います。12月末なのに、10日程、祖母の寝ていた部屋は、すごい異臭でした。何が寝たきりの祖母を生かしていたのか、もう一度、考えようと思いました。

●とても深い授業でした。生きる、死ぬということや、人(動物)の心など考えさせられます。うまくまとまりませんが…。慢性疲労の女性のケースは自分もかなり似た状態にあるので参考にしてみようと思います。

●主訴を系統だてて見るとルーブリックの選択がしやすいのかなと思いました。病理を知らないと正しいレメディを選べないことを、重々理解しました。もっと勉強しないといけませんね。ありがとうございました。

●「命の授業」そんな1日でした。なぜそのレメディなのか??そのレメディは今必要なのか??深い・・です。今日もありがとうございました。

●現代医学の無力さ、ひどさを感じます。現代医学では、普通に死ぬこともできない。本当に悲惨な状態だと思います。ハーネマンもパラケルススも現代医学に悲しんでいたのだと思います。

●ルーブリックを選ぶのは、とても難しいですが、それ以上にレメディーの選択、レメディのエッセンスを知っていること、感じることが重要なことがわかりました。もっともっと深く学ぶ必要性を感じました。

●今日はホメオパシーの真髄に迫るお話をありがとうございました。生と死は人の手にはないものだと、あらためて思いました。私はPuls.で、Cocc.な人間なのだと痛感しました。

●最後のケース重たかったです。もし自分が彼女の立場だったら…やっぱりすごい葛藤だと思います。

●最後のケースが重たかったけどとても参考になりました

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