2014年09月13日(土)

2014年9月13日(土)

CHhom プロフェッショナルホメオパス CH3・4期
「薬草学」
講師:小谷先生

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(写真クリックで拡大します。)

本日はCH3期、4期合同で小谷先生の「日本薬草学②」の講義が行われました。

小谷先生は木曽御嶽にて薬草園をされており、日本の薬草学をリードされているお一人です。

国内産の薬草栽培の展望や海外の状況の解説、毒草の概説、植物標本の作り方、薬用植物の効用や調整法、用法、それに加えて動物性の他生薬など、ご自身の豊富な経験や知識をもとにわかりやすく説明していただきました。

身近にある雑草から貴重な薬草まで、さまざまな具体例や詳しい内容を順次、説明してくださり、とても充実した講義内容となりました。

学生からの質問にも本人が理解するまで丁寧に答えるなど、先生ご自身の真摯な態度が印象的でした。

小谷先生、本日もありがとうございました。
また学生の皆様もお疲れ様でした。

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講義の感想

●現在の生薬にかかる法的規制、PICSについて、中国の動向などから生薬の効用まで盛りだくさんの1日でした。生薬をめぐる現状は初めて聞きましたが、国家の戦略?、医療(薬)とのかかわりなどからも、なかなか難しい状況ということが分かりました。薬用植物はホメオパシーのレメディーと重なるものも多く、動物性生薬は個人的に薬として摂りたくはありませんが、こんなものまで!ととても面白く興味深かったです。人間の好奇心、探究心の深さ、強さまで感じた授業でした。ありがとうございました。

●中国から輸入している生薬の多さに驚きました。漢方薬など利用することはこれまであまりなかったですが、日本国内において生薬として使われているものを、今後栽培していけると安全安心だなと思いました。小学生の娘はなつめをとって食べながら学校から帰ってきたり、きれいな花が咲いていたからお母さん一緒に取りにいこうと誘われ行ってみると、お寺の土手に咲いていた可憐な花でした。家に持って帰って花瓶に生けて、さて何て名前だろうと調べたらセンニンソウでした。ジャムできたーと持ってきた何かの実、よくよく調べたらイヌホオズキでした。今日の講義を聞いて、娘はいつか毒にあたるのでは?!(笑)と思ってしまいました。子供の頃にお風呂上りにパタパタつけられていた「てんかふ」が何からできていたのか知らなかったので、とても驚きでした。

●小谷先生の熱い思いが伝わってきました。生薬におけるカントリーリスクの現実、生薬の栽培がとても難しいものであることを改めて知りました。私は、レメディーでも馴染みがある毒草概説が興味深かったです。キンポウゲ科、ナス科等の毒性を教えていただくと、ハーネマン先生たちがされたプルービングは本当に命がけだったのだなぁとしみじみ思います。多様な植物や動物などを薬用として用いてきたことを学びました。ありがとうございました。

●日本の生薬の環境、関係法規など多くの情報、また生薬一つ一つについてとても細かく教えていただきありがとうございました。日本薬局方の事についての考え方もとてもよくわかりました。レメディーの事を考えながら楽しい授業でした。薬草観察の知識、全国都道府県に適した薬草を分担して栽培するとレアメタル的リスクを和らげ、医療費の軽減の方向へと整えつつあると思いました。ありがとうございました。

●治療にかかわるお仕事をするには、知っておいた方が、安全である、というよりも、大きな誤ちをさける為に必要な知識であるとわかりました。薬用植物の国際標準があること、レアメタル、レアアース、生薬の輸入を一国、中国にだけ頼るのは、のぞましくないことがわかりました。日本国内で薬草は安心して成育が進むといいなと思います。昔、現代の様な製薬会社の作る薬がない時代、薬草を煎んじて飲んでいたのだから、その薬効がわかったのは、優れた能力だなと思いますが、量を測るのは難しかったろうと察します。なじみのある、アジサイ、チューリップ、ポピーの花々が根、茎の部分に毒を有するとは、知りませ んでした。わかりやすく説明、講義して頂きましたが、薬効を覚えるのは、難しいです。日常生活で見ないし、知恵として、家族から受けつがれたわけでもないから。もっと自然から学べたらいいなと思う。

●大変豊富な資料で嬉しいです。(カラーも)。国策とかカントリーリスクとか深刻な状況にあることがわかり、休耕田の活用などの提言は素晴らしいことだと思いました。日本人が栽培すれば品質も確保されていき、国際競争力がもてたり、若い人の就農にもつながりそうです。是非頑張っていただきたい。

●法律の話や、生薬の内容まで、内容がとても濃くて、頭がいっぱいになりました。関心があることなので、少しずつでも理解していけたらいいなと思 います。 小谷先生、とても詳細に説明していただいてありがとうございました。将来の役に立つよう、勉強します。また次回楽しみにしています。

●時間すぎても、質問に熱心に答えて下さり、本当にありがとうございました。レメディになっているものも多く、内容もとても興味深くもっと聞きた かったで す。一人では、なかなか取り組めない難しい内容だったので、とっても助かりました。ありがとうございました。

●専門知識の豊富な話を聞かせていただけるのはとても貴重です。細かいことなど専門的で難しくてわからないのですが大きな範囲でも把握したりポイントでインプットされたりすることもこれから先重要になると思いました。毒草がホメオパシーでなじみの物が多かったので興味深かったです。

●漢方の世界の奥深さを教えていただきました。普段臨床でよく使う生薬も色々紹介して頂き、興味深かったです。ですが予想はしていましたが、残留農薬やズサンな管理された低品質、生薬の独占など、様々な問題があるとのこと、早く日本が独自で生薬産生を行ってほしいです。

●薬草学1を受けていないので、とても今日は興味深く聞きました。初めのころに漢方の食材に中国では放射線をかけて殺菌をしているとのこと。大変 おどろきました。体をなおす為にとっている漢方も、良いだけではないのですね。日本でとれたもので、漢方が出来たらいいですね。ありがとうございました。

●法律の解釈についての考え方はとても参考になりました。判例のものが法律となる。ただし内容をしっかり把握する必要があるということも納得しました。法律はとっつきにくいのですが、生薬をとりまく世の中の動きも教えていただき、きちんと理解して今後ホメオパシーを使っていく必要性をあらためて感じました。ありがとうございました。

●小谷先生のお立場でしか聞けない話を聞けて、面白かったです。学名にしても、法律にしても、本当に細かい所にまで、気を配ることが必要だと知ることができて良かったです。しっかりとした理解が今日できなかったとしても、そういうことがあると知っているのと知らないのでは、全然違うなと思いました。ためになるお話をありがとうございました。

●薬事法のような法律は解釈であるということで、こちらのとらえ方もとても難しいなと思いました。これから実際に色々動いて行く上で、注意しなければならないな、と改めて思いました。薬草については、本当に面白かったです。動物も医薬品として使われているのは何となく知っていましたが、フトミミズ とかは、 初めて聞いたので、びっくりしました。色々な意味で面白かったです。

●国内における薬草栽培における問題点から、医療費削減のために国がしようとしていること、PICISに今年加盟したことにより、今後どのように かわっていくのかなど、これまで知らなかったことを今日はたくさん教えていただきました。日本の医薬品メーカー具体的にどのような活動をしているのだろうかと興味がわきました。

●本日も1日ありがとうございました。先生も言っていたように、本当に時間がギュッと詰まっているようなので、教える側も大変そうでしたね。とても楽しそうで、元気で、パワーを感じま した。大変楽しかったです。ありがとうございました!

●中国のやり方、レアアースの輸出規制やPICで生薬の世界基準になろうとするやり方、相変わらず汚いなぁと腹が立った。日本、しっかりしないと、と思いました。

●配布資料の花の写真がカラーでとても美しいです。毒のある植物の見分け方が難しいことが良くわかりました。ありがとうございました。

●日本薬草学の先生のお話しはたのしみでした。今日もわかりやすいお話ありがとうございました。

●一日、ありがとうございました。

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